拈華微笑

我が琴線に触れる森羅万象を写・文で日記す

短歌

浮浪(はぐれ)雲…

漫画家 ジョージ・秋山氏 77歳 死去5月12日・・・という訃報が数日前あった。 サングラスをした秋山氏のお顔を初めて拝見した。 『浮浪雲』は1973年から漫画週刊誌ビッグコミックオリジナルで連載開始し、2017年に終了し、44年の長きに渡って連載が続いたと…

花粉症2020

三日前の5月17日より、ついに来ましたボクの『季節のモノ』・・・花粉症。 コロナのご時世、外出時に顔をやたらに触れることはご法度なのに、必要以上に思わず顔に手がいく…眼がやたらに痒くて痒くてなんだかじっとしていられない、鼻汁がすーっと勝手に出て…

仏語

仏語…といえば、普通フランス語を意味するが、一撮的には『ふツ−=不二・語』で仏の言葉の意となる。 仏語は、究極的に非言語コミュニケーションを意味する。 仏語の普及を担ったのが『菩薩』で、それが『道』として一般大衆に広く普及を成功させた国が日本…

非言語コミュニケーション

前回のブログ『マスクの奥の一黙』の続き… マスクが一黙の象徴とすれば、その先に『非言語コミュニケーション』の世界が広がる…という話。 そもそも、このブログ題名が『拈華微笑』であるが、これって人間の深化の最先端のあり方。 世界的ベストセラー本『サ…

万事休す…

今朝6時過ぎのレマン湖が左、前方奥低く左右に広がるジュラ山脈の上に輝くお月さま。 『万事休す』…まさに万事休すを絵にした様な事態が現実に起こっている、ということを一瞬忘れさすほぼ満月の美しい月が早朝の山の上に輝いていた。 『万事休す』の原因と…

諸行無常…

諸行無常・・・この言葉を知っている日本人はどれくらいいるだろうか。 というボクも最近になるまで苦手な言葉だった。 禅修行中には一度も聞いたことなかったし、もちろん坊さんから説明も受けたことがなかった。寺では般若心経といくつかの短いお経を一緒…

侘び寂びの頃な?

コロナウイルス感染がかなり深刻なレベルで迫ってきているため スイスもいよいよ明日から、食料品店、薬局、郵便局、銀行、など以外の人の集まる店などは4月下旬まで閉店となるそうだ。 『65歳以上の老人は無用な外出を控えてください…』とのことらしいが、…

森羅愛でつつ…

当時成人だった人々で精神的に何らかの影響を受けてこれまで生きてきた者にとって忘れられない3・11 が二日前に過ぎた。 当時すでにスイスに在住していた自分には、動画を見て想像するしかない傍観者であった。 大津波と原発事故で未曾有の被害を被った地方…

必撮無眼流 〜 初心

昨日元旦と今日の1月2日、ローザンヌは典型的冬天気雲鍋蓋湖水状。 相方の希望で元旦の陽を愛でようと、モントルーから登山電車で世界的に有名なリゾート地グスタードへ行ってきた。 そういえば、去年も行っていた。去年は雪が沢山あったが、今年はほんの少…

お悟り…

自分の頭の中では『いつも日本語』で考えているから、常に日本語で話している気になっているが、現実は『独り言』なのだ…。 そう思ったのは今日、久しぶりに日本人の友人と話していると、(バカ話であればそうわ思わなかっただろうけど)30年付き合っている…

孤独…死

先日ネットで『孤独死』についての記事を読む機会があった。 少子化、老齢化が進む中当然の現象として老人の孤独死の増加があるわけであるが 問題は、老人や中年と呼ばれる人々が独りで死んで、遺体が腐敗するほどの期間誰も気づかずに放置…それも賃貸家屋の…

11月の赤トンボ

昨日11月1日、相方ニコルの従姉妹の息子・テル君がついに結婚した。 彼については8年前の2011年8月にこのブログに引っ越しする前のブログで書いた。 嗚呼! 日瑞の恋 - 拈華微笑 ネンゲ・ミショウ 日本に恋に落ちたテル君は、日本に住むべくあらゆる手段を駆…

妻の背が…

これを書いている時点で 23:00、だからもうすぐ明日だが、9月6日は相方の誕生日。 今日、木曜日はニコルは休みなので去年のようにスイスの首都ベルンへいってイヤリングか何か誕生日プレゼントを買いに行きましょう…と、行ってきた。が、結局何も買わずに帰…

極楽

快晴のレマン湖を見るともなく見てつくづく思う。 2年前に退職するまでは、自分にとって『天気』はわりとどうでも良かった。 (雇われ)引っ越し屋として、現場責任者(責任者といってもなんの肩書をもらうわけでもなく、一人いた先輩が辞めたあと自動的に責…

靴酔い

世の中の変化のすざまじさ、というのは我ら昭和人こそ『当事者』ということができるように思う。 先日、2年ぶりで靴を新調した。いわゆるズック靴の類であるが、靴屋で試し履きをしたときは、足全体が羽が生えたように軽く、真綿でくるまれているような心地…

仏性は『和』のDNA

馬骨考−仏教研究会を立ち上げ、数ヶ月。 ボクはついに仏性は『和』のDNAであることをつきとめた。 かなり複雑になった仏教を現代人にわかりやすく説明する方法を退職して以来あまり根を詰めることもなく緩やかに研究するともなく研究した結果がここになって…

花粉症お見舞い

先日の一泊二日のイタリアはパビア旅行中、二日目の郊外にある修道院を訪ねたあたりから、なんだかよくクシャミがで洟水がで、それで鼻をかんだら必ずクシャミが二回でることで・・・あゝ、花粉症…っと思った。 花粉症はボクにとって『5月病』ということにな…

アイデンティティ

ブラックホールが視覚化、そして昨日パリのノートルダム大聖堂の延焼・・・ 人間の営みには意識、無意識、自己の心の落ち着き先を探し求める行為というのが主体にある…というのが最近の一撮の思いで、それから外れれば外れるほど幸福から外れるのではないか…

サマータイムで花見かな

今朝、恒例の我が家の全時計一時間進め作業。今日よりサマータイムが始まった! 来瑞したばかりの頃、時計の針を一時間進めるのか遅らすのかよくわからなくて頭を悩ませたものだが、今はスマホやPCが自動的に時間を調整してくれているので楽だ。 我が家には1…

侘び寂びの景色

あ〜ぁ、今年もついに最後の一日になったか… 今年一年を振り返ると、やはり2017年6月で退職してから後の人生ということで否応なく章を改めることになり多少の戸惑いもあったが、徐々にむかし自分が目指していた道へと自然と立ち戻る形に落ち着いてきた気がす…

暮れる年

今日、クリスマスを一日前にしてニコルの両親、姉と娘&その婿そして我々夫婦でクリスマス会を開いた。 今年、11月にニコルの伯母(義父の姉)が93歳でなくなった。ボクがスイスに来てから初めて身近な人がなくなった。 30数年前、僕等がスイスで初めて借り…

東洋の真髄

二十歳から二十九まで写真一辺倒だったのが、どういうわけか東洋医学を入り口に禅修行、練功十八法、太極拳の気功法そして一週間の断食、滝行などなど東洋文化に浸りきった三十代であった。新米鍼灸師として治療所でも働いた。 そういった経験から自分が考え…

秋深し、天才の文字は読みにくい

訳してもらって、文句いうのもなんだが… まぁ、家に帰ってからゆっくり調べればいいヤ〜…なんて思ったのが大間違い。 語学の天才君の書いた文字、下手なうえに小さくて癖のある文字でよめやしない。 こんどいつ会えるかわからないけど、その時確認するしかな…

沈黙に 転んだ後の 静寂や…

スコセッシ監督の映画『沈黙』、日本では2017年の1月公開だったようだが、ということはスイスではその少し前だろうから、2016年の12月頃として約2年前にボクはニコルと友人のベアトリスの3人で見に行ったのだけれど、 このほど、アマゾン・プレミアムで『沈…

漢文かいな!

今年の春くらいから?だったろうか… 日仏言語文化交流をめざし、ネットでもって運営しているTandem(タンデム):=二人組の意:というものを友人が紹介してくれ週一で参加している。 フランス語を母国語とする人と日本人が一時間ずつ交互に言葉を教え合う……

 秋桜(コスモス)

今回、移行したブログにはお絵描き機能が備わっているので早速試してみた図 昨夜は月一回の俳句会がVeveyで催された。 その前に毎週土曜、3時間のバトミントン・ダブルスの混戦を1時間半で切り上げて湖畔の喫茶の俳句会にぎりぎりまにあった。総勢10名中、ボ…

  スイス建国記念の日に思う…

今日8月1日は スイス建国記念日で祝日。 この日は何故だかわからないが、郊外の農家などでは、有料ブランチを催す習わしがあるようで、 ボク等は友人のKalt牧場へでかけた。 なんせ、ジュラ山脈方面なので電車を乗り継いで山の中腹の駅で下車、そこに牧場主…

   緑濃き

小さな小児科院に勤めている相方も子供達のバカンスに伴って今週から2週間のバカンスに入った。 それで、我々は今回で 4, 5回目になるフランス領のストラスブールへ2泊3日の旅にでかけた。 そういえば、去年の夏もストラスブールへ行ったのだったが、その…

[雲無心]  飛中死燕落下の巻

ネットに親しむようになって、様々な動物の意外な生態を動画などを通して観察することができるようになった。 身近な犬猫などの生態も実際に一度も飼ったことのない、ボクには初めて知ることができるような事柄が毎日のように それも世界中から動画がUPされ…

 春の兆しの

ようやっと連日20度を越える日差しを迎えているこの頃、よ〜し春光を満喫するぞ!・・・と思う間もなく、ギックリっとなった… 去年の今頃は仕事があったから、用心して腰痛にならないように厳重注意していたのが、今回は油断してしまって。 おまけに、なんだ…