拈華微笑

我が琴線に触れる森羅万象を写・文で日記す

観自在

読書の秋…

秋が深まり、11月になってからぐーっと日照時間が短くなっているのにも関われず、人間界の方では何かが大きく変化しようとしている。 11月1日 大阪都構想反対多数で否決 11月5日 スイスの我がヴォー州において、レストラン、カフェなど今月一杯閉鎖… 11月8日…

太郎出没!

【仁義なき都構想 第一話】大阪が都(ト)になったら格好エエやん!編 スイスに住んでいるし、日本の動向はテレビでは見られないので、インターネットの世話になっているが、最近とみに『山本太郎』がFacebookライブやらYoutubeやらで本当によく見かける。特…

世間(ソウシャルディスタンス)にマスク

『人間』という言葉・・・もともと仏教用語らしいが、江戸期まえまでは『世間』という意味合いで使われていて、江戸期になってから現在のような意味で使われている言葉らしい。 たしかに、人間は生まれてから何年もの間、一人では何も出来ない動物だし、成長…

『マスク』が意味するもの

コロナ感染がここスイスでも少しず広がっている。 店内、公共の乗り物、屋外でも大勢が集まる場所…などではマスク着用が義務付けられて、マスク姿がここヨーロッパでも日常の風景になってしまった。 今年の3月以前にはヨーロッパ人の『マスク着用』など考え…

『馬骨』の名前で出ています

★「東洋思想」の勉強会 日時 : 9月26日(土)14:00より場所: Maison des Associations, 15 rue des Savoises 1205 Genève (Plainpalais地区、 バス1番、トラム15番Cirque下車) 参加費: CTJ会員は無料、非会員は受講料10CHFをいただきます。申込み: 氏名、当…

『命の選別』発言こそ魔性の選別

大西氏は7月3日の動画で以下の発言をした。 「高齢者を長生きさせるのかっていうのは、我々真剣に考える必要があると思いますよ介護の分野でも医療の分野でも、これだけ人口の比率がおかしくなってる状況の中で、特に上の方の世代があまりに多くなってる状…

『一黙の年』2020

これまで生きてきて、これほど奇妙な夏はなかったような・・・ ボク一人だけではなくて、世界中の人間がマスクをする『一黙』の時代を迎え、時間の観念が薄れてくる。 本来深い呼吸のための『一黙』のチャンスも、慣れないマスクで人々の呼吸は逆に浅くなり…

命の選別−2

ム〜、俺はどんだけ頭が悪いのだろうか。 今頃になってあの『発言』の意味と重み…がようやっとわかってきた気がする。 世のお偉いさん、がよく言う『自分の頭で考えろ』・・・というのを多分、自分なりにオートマチックにやっていたら、今頃『これが俺の見解…

メガネ−68・スマホ−65

先日、ローザンヌから電車で2時間半のバーゼルへ一泊旅行したときのこと。 出発の日の朝、ローザンヌ駅から電車に乗り込んでいざ席に着かんとする瞬間、ボクは普段メガネに紐をつけて胸辺りにぶら下げいるが、そのメガネが見当たらず、さっき駅のスーパーで…

命の選別…

れいわ新選組のメンバーの一人だった大西つねき氏の『命の選別』発言・・・ それをめぐる『れいわ新選組党』による総会がおこなわれ、その記者会見があった。 大西発言があったのが7月3日の動画、それが問題になったのが7月7日だった。 その7日から今日16日…

7月のマスク

スイスではコロナ騒動による自粛が6月になって緩んだことで、感染者数が増えてきた。 それで今週になって公共の乗り物の中では『マスク使用』、それと商店の中でも『マスク使用』が義務化されることになった。 この暑い夏の盛りに、しかもヨーロッパで『マス…

史上最高のシナリオ

すべては2011年3月11日の東北大震災と大津波とそれによる原発事故から始まった。 それまで、日本の荒廃はかなり進行していたにもかかわらず、そんなことには全く気にもかけずに見せかけの平安に我々は腰を据えていたのだ。 それが3・11 で何もかも露呈し日…

全開した『メロリンQ−力』

またまた、やってくれました山本太郎! 昨日、山本太郎は東京都知事選挙に出馬表明をしました。 その記者会見を見た郷原信郎さん等がすぐにアップした動画に共鳴する一撮としてはこれを広く見ていただきたい一心で我がブログにのせます。 【山本太郎氏出馬会…

浮浪(はぐれ)雲…

漫画家 ジョージ・秋山氏 77歳 死去5月12日・・・という訃報が数日前あった。 サングラスをした秋山氏のお顔を初めて拝見した。 『浮浪雲』は1973年から漫画週刊誌ビッグコミックオリジナルで連載開始し、2017年に終了し、44年の長きに渡って連載が続いたと…

単才坊が観る風景〜福島オリンピック

この付近(スイス、ローザンヌ)では徐々にコロナ騒動からの立ち直り的雰囲気を醸し出している。 3月中旬から約2ヶ月間自粛で頑張った全市民の要望的観測にのっとった普通生活が始まろうとしている。 細かいところにうるさい相方は、『正しく怖れるよきスイ…

弥勒にたずねよ

『コロナ騒動』は世界に様々な問題を浮き彫りにしながら、各国それぞれのやり方で収束にむけて懸命な努力をしている。 スイスも 4月27日(月)ちょうど一週間前には〜美容室、床屋、マッサージサロン、ガーデニング用品、花屋 病院、診療所、リハビリ院 な…

仏語

仏語…といえば、普通フランス語を意味するが、一撮的には『ふツ−=不二・語』で仏の言葉の意となる。 仏語は、究極的に非言語コミュニケーションを意味する。 仏語の普及を担ったのが『菩薩』で、それが『道』として一般大衆に広く普及を成功させた国が日本…

非言語コミュニケーション

前回のブログ『マスクの奥の一黙』の続き… マスクが一黙の象徴とすれば、その先に『非言語コミュニケーション』の世界が広がる…という話。 そもそも、このブログ題名が『拈華微笑』であるが、これって人間の深化の最先端のあり方。 世界的ベストセラー本『サ…

マスクの奥の一黙

昔から『目は口ほどに物を言う』…というが、実際、世界中の人々がマスクをしているのを見ると、人間にとって、口元の表情もいかに大切であるかというのを痛感する日々。 マスクをしている表情からは意外に何を考えているのか分からないという、不気味さを覚…

合掌の時代

合掌の時代・・・がいよいよ来ることになったのだろうか。 昔々、釈迦の悟りから敷衍したお経の一つ、法華経に常不軽菩薩の話がある。 会う人、会う人、誰に出会っても、『貴方はいつの日か、仏として目覚める方です…』と合掌礼拝した坊さんがいたそうだ。そ…

志村のギャグと安倍のギャグ

日本を代表するコメディアン志村けんさんが新型コロナウイルスに感染して亡くなって何日目だろう…。 世界中が『自宅待機』状態になり、自然とインターネットを見る機会がふえ、Youtubeなんかでは『志村けん特集』が大量にアップされているが、理屈抜きで笑わ…

零和へ

昨日の朝のニコルシカ この写真を見た時、何故か映画『風の谷のナウシカ』を想起した… 映画は昔見たが、内容がさっぱりわからなかったにもかかわらず、最初の場面はとても印象に残って、その禁断の雰囲気と美しさがたぶん澄み切った朝の空気に見えたのだと思…

もう一つの『三密』の世界

先日、東京都知事の小池知事が都民に対して、コロナウイルス感染を防ぐ方策として『三密』というのを提唱した。…つまり密閉、密集、密接を避けることを強く要請したのだ。 三密って、なんか聞いたことがあるなぁ…と思ったら、ちょうど今読んでいる本が空海関…

梵笛 = Bonne Fête

お釈迦様、誕生日おめでとうございます。 貴方は何歳ですか?

万事休す…

今朝6時過ぎのレマン湖が左、前方奥低く左右に広がるジュラ山脈の上に輝くお月さま。 『万事休す』…まさに万事休すを絵にした様な事態が現実に起こっている、ということを一瞬忘れさすほぼ満月の美しい月が早朝の山の上に輝いていた。 『万事休す』の原因と…

社会的距離・考察

『社会的距離』…って、いま世界中で最も意識されている言葉。 大辞林によると: 個人と個人、個人と集団、集団と集団の間における親疎の程度。これが小さいほど親近感が強く、好意的な態度となる。 ・・・というような、社会学的見解を披露しているが、今起…

念念コロリ…

こんなに人類が全世界的に攻め込められる状態・・・というのはそう滅多にあるものではない。 こんなとき、我々人類は手をこまねいてぼ~っとしているのは能がないと思う。 宗教の有る無しに関わらず、一人一人が念じる、あるいは祈る・・・というごく素朴な…

諸行無常…

諸行無常・・・この言葉を知っている日本人はどれくらいいるだろうか。 というボクも最近になるまで苦手な言葉だった。 禅修行中には一度も聞いたことなかったし、もちろん坊さんから説明も受けたことがなかった。寺では般若心経といくつかの短いお経を一緒…

Walking Dead …

『外出禁止令』と言いたいところをスイス政府は『在宅奨励』と抑えているが、今後の状況しだいではイタリアやスペインのようにまじで『外出禁止令』が出されるかもしれない。 上の写真は5日前のローザンヌ市内に最後?の買い物にでかけたときの様子で人っ子…

森羅愛でつつ…

当時成人だった人々で精神的に何らかの影響を受けてこれまで生きてきた者にとって忘れられない3・11 が二日前に過ぎた。 当時すでにスイスに在住していた自分には、動画を見て想像するしかない傍観者であった。 大津波と原発事故で未曾有の被害を被った地方…