拈華微笑

我が琴線に触れる森羅万象を写・文で日記す

還暦ごと

マンガは萬芽だった…

若者たちと混ざって日仏言語交流(タンデム)をやっていると、若い外人さん等(*彼らは外人と呼ばれるのを快く思ってないようだ…が)が日本文化に興味を持ち始めた動機は例外無く日本のマンガというか、アニメ漫画の影響をうけていることは間違いないようだ…

スピードスケート

先日のローザンヌ・ユース冬季オリンピックでのスピードスケート・ショートトラック500m競技を見て、ボク自身のスポーッ歴の一幕を思い出した。 小学生の時、初めてスケートした日にスイスイ滑れたボクは、町内のスケート大会で一等賞を総なめし、中学校で…

心肺(心配)機能の低下

だからオヤジギャグはやめられない… この言葉はうまい具合に老化による機能低下を表している。 オヤジギャグといえば、こちらスイスのオヤジ達もやるらしい… 先日、相方の姉が彼女のボーイフレンド(70歳)のオヤジギャグにうんざり…しているとう話をしてい…

還暦とReligion

還暦…から7年も過ぎたが、還暦は60歳の時のみを意味しているのだとは思わない。 60過ぎたらそれ以降がすべて還暦ということ。というのは Religion(宗教)をググると、ラテン語でRe (再び)+Ligare(結びつける)…と説明がある。それに最近、フランスで有名…

極楽

快晴のレマン湖を見るともなく見てつくづく思う。 2年前に退職するまでは、自分にとって『天気』はわりとどうでも良かった。 (雇われ)引っ越し屋として、現場責任者(責任者といってもなんの肩書をもらうわけでもなく、一人いた先輩が辞めたあと自動的に責…

靴酔い

世の中の変化のすざまじさ、というのは我ら昭和人こそ『当事者』ということができるように思う。 先日、2年ぶりで靴を新調した。いわゆるズック靴の類であるが、靴屋で試し履きをしたときは、足全体が羽が生えたように軽く、真綿でくるまれているような心地…

写真の神様 H・C・B 夫妻と一撮

名もなき写真家、必撮無眼流開祖・一撮にとって秘蔵と呼べる唯一の写真を初公開すべきタイミングが来たようだ。 いつの日か…とは思っていたが、ブログという形で公開する日が来るとは… 時は1978年、一撮26歳の時、まだ芦屋芸術学院に写真科助手として勤めて…

トンボと懺悔

昨日、久々に高台にある『蓮池』散歩コースへ。 去年見た蓮池のワイルドぶりからすっかり、スッキリ何もかも切り取られて、人工のコンクリートで固められた広めの2レーンコース50mプールの様相をしていた。 もちろん、穏やかな水面下にはしっかり根を張っ…

東洋の真髄

二十歳から二十九まで写真一辺倒だったのが、どういうわけか東洋医学を入り口に禅修行、練功十八法、太極拳の気功法そして一週間の断食、滝行などなど東洋文化に浸りきった三十代であった。新米鍼灸師として治療所でも働いた。 そういった経験から自分が考え…

それぞれの『門』

こういうのも『縁』というのだろうか。 というのは、鈴木大拙さんに会いたい(というか年に3回ぐらい彼の人柄に接したい気持ちが起きる事)気がして、大拙の自称弟子を自認している志村武著『鈴木大拙に学ぶ禅の人生智−ありのままに生きる』という著者が23歳…

太極拳考(2)

1981年(当時29歳)に東洋鍼灸専門学校に入学したあたりから、一気に『東洋』に足を踏み入れることになった。 今から考えればボクの30歳代に起こったことは、インドや中国の影響のもと発展形成した東洋文化との出会であり、日本の伝統文化に生きている自分を…

太極拳考(1)

数ヶ月前、NHK大河ドラマ『功名が辻』にハマり、その中で織田信長による能の舞を何回か見ている時、ふと『太極拳=禅=能』の思いが強くなり、以来『太極拳』について何かが深まったようなのだ。 特に今年になってから週3回近くの公園を走り、そのあと太極拳…

ゲゲゲの昭和人

じつは最近ずーっと連続ドラマ『ゲゲゲの女房』にハマって、全156話、今日鑑賞完了。 なんだか、物凄い懐かしさにどっぷりと浸ってしまい感無量。 今までほとんど気にもとめなかった『昭和』であるが、ボクは昭和27年生まれだから、生粋の昭和っ子なんだぁ・…

 亀仙人への道

昨日、3/3日(土曜)は結構疲れた。 というのも、一週間前に昔スイスのバトミントン・ダブルスのチャンピョンだった友人のローレンスが務めるチューリッヒの ヨネックスが一般人プレイヤーによるダブルス大会を催すので『息子のジョナスと参加しないか?』…

還暦する自分史

『自分史』のテーマにピッタリの写真を撮れた感に満足図先日、大好きなPodcast(〜アンドロイドではCastBox)で、ラジオ版・学問ノススメ立花隆さん講師で『自分史』テーマ のお話があった。(2014年の収録) キッカケは50歳代以上の人を対象に、ある大学が…

もうクリスマス・イブ?

病欠していると、もう月日のことがサッパリわからないうちに,今日はもうクリスマス・イブだと。ちゃんと出勤していれば今日は半ドンでクリスマス・パ−ティも待ちわびる感じで迎えるのでそれなりの楽しみもあるけど。 ゆうがたニコルがレンタカーをこの2日…

”涙の連絡船” で号泣をこらえる

病気は人をして反省をうながすものだ。昨日まで足が不自由な人がいても何にも思わなかったが,自分の足が痺れたり,痛かったりすると他人の辛さに同情の思いを持ったりする。 健康時はその事に感謝の念を持ちにくいものだ,それを失った時,本当にその有難味…

嗚呼,25年の戦メリ!

たまたま、Webの朝日ニュースに坂本龍一さんの写真がのっていたのでクリックすると,彼の最近の森林を守ろうという趣旨についての記事が載っていた。坂本さんの名のついた賞を昔いただき、その時お会いした事があるのと、彼とは同じ生まれの辰年ということも…

初雪や・・・風邪のため休み

座骨神経痛とその薬の為に胃の調子が悪く、そのうえ風邪気味ときた。・・・・明日は映画に行くので今日は早く休みます。

名付けて "拈華荘”(ねんげ・そう)

西瑞にくる前までは東京に住んでいた。 ニコルと目黒の安アパートに5年ほど住んだが,それぞれアパートには名前が付いていた。 最初が丸十荘,今思うとよくあんな日陰のアパートとに住んでいたと思うほど陽あたりの悪い一階の六畳ひと間に一年ぐらい住んだ…

懺悔

"懺悔"などという言葉はボクの辞書には無いとずーっと思っていたが、それは事実ではない事を最近自分の脳を検証してわかった。ボクの脳にも過去の様々な出来事がインプットされているようだが、何故か無視されてきた。というかそれに注目する事に興味さえ持…

スカイプとブラックホール

2009年、スカイプというコンピューターの最先端技術を使って長らく閉ざされていた縁のうすい姉弟の会話は必然的に互いの心のブラックホールへといざなう。 父も母もなくなった今、血縁とよべるのはこの二人。しかし幼い時期は別々に暮らし、ボクは小学校一年…