拈華微笑

我が琴線に触れる森羅万象を写・文で日記す

東洋の真髄

二十歳から二十九まで写真一辺倒だったのが、どういうわけか東洋医学を入り口に禅修行、練功十八法、太極拳の気功法そして一週間の断食、滝行などなど東洋文化に浸りきった三十代であった。新米鍼灸師として治療所でも働いた。

そういった経験から自分が考える東洋の真髄とは…『予防だ!』といつしか思うようになった。医学はもちろん、仏教でも貪瞋痴にとらわれている者を無明と云い、未来を見通す智慧や慈悲の心の働きの無いことをいう。

そういった意味では、一撮が小学生の頃、映画は時代劇、漫画で伊賀・甲賀の忍者ものを夢中で読んだりして多大な影響を受けたが、こういうものも東洋文化の大事な心得の一つ、『用心せよ』…というものでなかったか、と今にして思うのである。

 

 

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