拈華微笑

我が琴線に触れる森羅万象を写・文で日記す

サマータイムで花見かな

今朝、恒例の我が家の全時計一時間進め作業。今日よりサマータイムが始まった!

来瑞したばかりの頃、時計の針を一時間進めるのか遅らすのかよくわからなくて頭を悩ませたものだが、今はスマホやPCが自動的に時間を調整してくれているので楽だ。

我が家には11個ほど大小の時計があるが、2年前に退職したので以前ほど時間に神経質ではない…というか、結構ルーズを楽しんでいる。

 

今日は、タンデム(日仏語交流会)のメンバーによる『花見』が行われた。

花見というと、日本での花見の思い出があまりない…

道産子でしかも北見という北東の田舎では、桜は5月遅くに遠くの山の所々にチラチラと見かける程度で、花見などという発想すらわかない土地柄であった。

だから19歳のときに、神戸の王子動物園で目のさめるような桜を観た時、『日本の桜』という意味がよくわかったものだ。その後、花見をしたのかしなかったのか?あまり記憶がないが、東京に住んでいた時、井の頭公園や他の公園で花見をしている人々をよく見かけたことはよく覚えている。

だから、今日の『花見』というのはもしかしたら初めてなのかもしれない…。といってもスイス人が主催する花見には、内心期待したい『団子類』『すし詰め弁当』『お稲荷さん』『おはぎ類』等など・・・連想するわけだが、スイスの花見でそれは望みすぎ!

ということで、その手の期待は一切あきらめていたが、案の定、ポテトチップスやらビスケット類、それにペットボトルのジュース類、それと極めつけは20歳ぐらいの日本大好きギャルソンの手作り感満載の無骨なおにぎり…には泣けた。冷凍庫から出してきたばかりなのかまだ半冷凍のままで、コチコチなのがカワイイ!あまりにでかいので日本女性と半分こして食したのであるが、味が何もなく、おにぎり型のプラスチックに御飯を思いっ切り詰めたようで密度が尋常でなく、おにぎりからはみ出るようにキノコをどうゆう味付けをしたのかしらないが、黄緑色した具が散見し、ただ帯状の海苔が巻いてあることで、かろうじておにぎりと認識できる代物であった。それでも皆で分け合って食べましょう…という花見精神はしっかり見て取れ、それが嬉しい。

20人ほど集まったが、大学生が半数以上いて、日本からの留学生が男女2人ずつ4人いた。そのうちの一人女性が初めて作ったという、ミニどら焼きを持ってきてくれた。

それと中年の日本人女性が満開の桜の木の下で、抹茶を立ててくれたのは、一服の和風を吹かせて、絵になっていた。

場所はオリンピック博物館そばの一角に咲いている7本の桜があるところで、19度までに上がった気温の快晴の空の下、満開の桜のここだけは日本そのものの気がした。

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   ちょっと数年前のパジャマ姿の自分を貼って遊んでみた花見図

場所はまさにここで、午後も深まると散歩に来た人々で特にアジア人たちが盛んに桜の枝に手をかけて引っ張ってインスタグラム用写真を撮ったり、わざと桜を散らして写真を撮って、我が日本人女性の顰蹙を買っていた…

ところで明日から『元号』が変わるそうだが、ネットでは安倍の『安』が入るのでは…という懸念をしているようであるが、どういうことになるのだろうか??

とにかく、ボクの眼からは悪くなる一方の日本政治、経済、それと対象的な大半の国民の無関心ぶりに、今年の大切な選挙はどのような結果をもたらすのであろうか…などと考えると桜の花に浮かれている場合か〜とは正直思う。