拈華微笑

我が琴線に触れる森羅万象を写・文で日記す

   2025年 『智慧の巳』

今年、2025年は『巳年』ということで、昨年暮れからこちらヨーロッパはスイスで、普段から見かける『巳図』を携帯で撮りためていた。

 

         

   Romont (地名)の旧城のステンドグラス博物館で見かけた失楽園図

 

その中でこの写真、『ヘビ』が人間をして『知迷う』=『諸行無常』の原因を誘った象徴として鮮やかに描かれている図として私によって選択。

 

『知恵の樹』のキーワードでウィキペディアで調べると

『 創世記』によれば、人間はエデンの園に生る全ての樹の実は食べても良いが、知恵 (善悪の知識)の樹の実だけは、ヤハウェ・エロヒムにより食べることを禁じられて  いた(禁断の果実)。なぜなら知恵の樹の実を食べると必ず死ぬからである。

  しかし人間を神に背かせようとする蛇に唆されて、初めにイヴが、その次にイブ  の勧めでアダムが知恵の樹の実を食べたことによって、善悪の知識を得たアダム  とイヴは、裸の姿を恥ずかしいと思うようになり、イチジクの葉で陰部を隠した。

  それにより神は事の次第を知り、知恵の樹の実を食べた人間が生命の樹の実まで  も食べ永遠に生きるおそれがあることから、アダムとイヴはエデンの園を追放さ  れる。この出来事を「失楽園」という。

  キリスト教ではこの出来事は神に対する不服従の罪であり原罪とされる。この出来  事により、人間は必ず死ぬようになり、男には労働の苦役が、女には出産の苦しみ  が、もたらされるようになった。

  蛇は神の呪いを受け地を這いずることになった・・・。』(ウィキペディアより)

 

私にとって今年2025年は『AI元年』と称すべく、『AI』というものがあまねく一般に周知徹底した年として確固たる地位を得た年になるだろう。(*万一の想定外的天災(大地震・火山爆発・大津波)や大戦争でもない限りにおいて・・・は。)

 

私、馬骨的には『AI』という人工知能の頂点・・・これを仏教でいう『色即是空』の『色』とした時、『色』を制御する『空』であるもう一つの智慧、『般若智』・・・この正体を『慈悲』と『智慧』と古来より説かれ、この略名『慈智』を日本風に『JI』(ジィアイ)と称すれば、対『AI』をコントロールすべく全人類を幸福に導く『もう一つの智慧』としての『JI慈 Intelligence』が在る・・・と主張する仏教国、日本の存在が光る。

正月にその年の『抱負』を決意する慣習・・・こんな素敵な風習というのは、日本でも死習であろうか?

こちらヨーロッパではざっと見渡しても、慣習としても、個人的にそうしている人も残念ながら見たことがない・・・。

私は日本人の端くれとして、『今年の抱負』というようなものを考えるわけであるが、

『色即是空空即是色』ではないが、『AI即是JI』ぐらいに、もう一つの智慧=『JI』というのが素っぴんの自分の中に眠っている事を人々に喚起すべく、『AI』という言葉を口にする人が、即座に『JI』を想起し、思わず口ずさむぐらいにこのブログで提唱しようか・・・。

漢字方程式的にもヘビの『巳』というのも、じつに『己』に似ているではないですか。

自己のうちに宿る『智慧』、それが『弗』の『自他不二』の『二』を結ぶ『巳』の紐が開いたり閉じたりの『JI』が『己』の中に息づいている姿を象った文字が『巳』であり『己』・・・なのかなぁ?? と適当なこと天地無用状で観自在してみました。

御免なすって!

( *後で気が付いたことに、『JI・AI』という風に『二つの智慧』を並べると、その日本語としては『慈愛』となりました。めでたし!)