拈華微笑

我が琴線に触れる森羅万象を写・文で日記す

2019-08-01から1ヶ月間の記事一覧

極楽

快晴のレマン湖を見るともなく見てつくづく思う。 2年前に退職するまでは、自分にとって『天気』はわりとどうでも良かった。 (雇われ)引っ越し屋として、現場責任者(責任者といってもなんの肩書をもらうわけでもなく、一人いた先輩が辞めたあと自動的に責…

靴酔い

世の中の変化のすざまじさ、というのは我ら昭和人こそ『当事者』ということができるように思う。 先日、2年ぶりで靴を新調した。いわゆるズック靴の類であるが、靴屋で試し履きをしたときは、足全体が羽が生えたように軽く、真綿でくるまれているような心地…

震えるタイプ

先週、我がスイスのバーゼルという街(ローザンヌから電車で2時間)でなんとバトミントン・ワールドカップが行なわれた。 週末の準決勝、決勝は入場料も高いだろうし…ということで、木曜日に見に行ってきた。チャンピオンになった桃田賢斗も見たし、女子シン…

考えるな、漢字ろ!『開』の巻

禅寺で修行中、坐禅する前後というか、何か一区切りあるたびに参加者みんなで唱える『四弘誓願』というお経があった。 菩薩の誓願というので、非常に短いお経で… 『衆生無辺誓願度』『煩悩無数誓願断』『法門無量誓願学』『仏道無上誓願成』…の4っの誓願を…

考えるな、漢字ろ!(その1)

極東の地、日本で『花鳥風月』という果実にまで昇華したインドで生まれた仏陀の『悟り』は、中国で儒教や道教の影響を受けて『禅』として花を咲かせる頃に日本に輸入されたのだろう。 禅が日本で実をつけた理由というのは、宗教歴史学者を筆頭に様々な立場の…

哲玄老師の円月殺法

まぁ、それほど長生きしているわけではないが(67歳)、Youtubeで様々な分野のエキスパートの方々の話を聞くと、それなりに長生きしてよかったな~と、つくづく思わざるを得ない。 スイスの片田舎に住みながら、日本語で結構長い講義などを聞くことができる……

仏性は『和』のDNA

馬骨考−仏教研究会を立ち上げ、数ヶ月。 ボクはついに仏性は『和』のDNAであることをつきとめた。 かなり複雑になった仏教を現代人にわかりやすく説明する方法を退職して以来あまり根を詰めることもなく緩やかに研究するともなく研究した結果がここになって…