拈華微笑

我が琴線に触れる森羅万象を写・文で日記す

2010-08-01から1ヶ月間の記事一覧

日本のドラマ・映画はすぐれている

カラット晴れ渡った日曜のあさ、ニコルは同僚男性の誕生日会をかねて、近くの山へハイキングそして夜は彼の家族と夕食会というプログラムに出かけた。 ボクは連日の仕事で疲れているので我が家でノンビリ・・でもないが、とにかく家に残り、昼過ぎにアンジェ…

般若考・摩訶般若波羅蜜多鏡

前に<ビックリ娘>について書いた。 ものすごい怖がりで、怖い映画はもちろん、本も読むことが出来ない娘がいる。 そういえば、我が妻ニコルもおんなじだ。そういう人達に釈迦は教えを説いたのが仏教ではないか。 仏教の目玉の一つは施無畏(恐れをとりさる…

青い真珠マリエブ

彼女の名前は、マリエブ。カナダはケベックから恋人を追ってわが街に来ているが発展的展望はないらしい。 我々が毎週末行く、レマン湖畔の売店で2年前の夏から夏だけバイトしている明るく美しいこの娘を家にまねきましょうよ・・・とニコルは以前から考えて…

アトリエ<印刷屋>にて

わが、ローザンヌ村も捨てたものではない。いつも東京なんかのアート活動をブロクなんかで読んでいて、ああーうらやましいなぁ!!などと嘆息しているボクだが、今夜は我妻ニコルのヒツコイ誘いに,重い腰をあげて毎月一回、アーティストを招いてお話を聞く…

フリーター道(その2)雪印牛乳配達

ボクが2番目にしたバイトは、牛乳配達。 塚田さんという一見,普通の家なのに牛乳を何箱か仕入れて近所に配っているという小規模の店とも言えないところ。 最初の新聞配達は多分3ヶ月ぐらいでやめていると思う。牛乳配達は中学一年から三年までやった。学校…

シネマ考・カラテキッドならびにInception

寒く,鬱陶しい天気からいきなり今日は30度の晴天。体調がおかしくなるよ! 家でPhotoshop をいじっている一日で終わりそうのところをシネマでなんとかカバー。犬の散歩ではないが、どこかへ連れてってくれる・・・期待視線をずーっと背中に感じていたのを、…

写真考・うれしい衝撃、ネット時代

ほんとうに時代が変わったと実感するのは,こんな西瑞に住んでいながら日本の写真界の一面なりともネットを通して知ることが出来る事実だ。 ボクは1986年ぐらいから2000年までの約14年間、写真を全く撮っていなかった。写真を一時期やめて、再開するつもりも…

写真考・俳句からの触発

キッコさんのきっこの日記を読むと,俳句について書かれていた。いつもながら、どんな主題でもじつによく勉強というか研究されているので頭が下がる。彼女のことを感心していると何ページ書いてもきりが無さそうなのでよすが、彼女の俳句に関する文章をよん…

フリーター道(その1)偉大な吉田司

昨日の様々な体験云々から連想して新たなシリーズを立ち上げることにした。兎に角,小学6年生からバイトを始め、様々な職業を体験してきたが、いつかその思い出を形にしてみたいと思っていてその機会が 無かったけれど,このブロクをその場にして少しずつ書…

時間の部屋−2

映画も10−20歳までの10年間で相当見た,と思われる。そして映画は人の<人生圧縮機>と言えるだろう。 映画一本、一時間半で人ひとりの生涯を描いたものであれば50−60年の歳月が圧縮されている。もちろん,一日を描いたストーリーもあるだろうが、だいたいが…

時間の部屋−1

ドラゴンボールというマンガを当時ボクはすでに大人であったが,夢中になって読んだ。いろんな面白さの要素があったが、その中の一つに<心的未来志向>があった。 例えば悟空の能力がどんどん開発されていくが、メカニカルではなく、あくまでメンタルなとこ…

お疲れ様

このところ仕事が忙しく、帰宅後もクタクタであったが、ようやく一段落ついた。 仕事柄ジュネーブ市内のあちこちで昼食をとる。この仕事をするまではジュネーブにはうまいものを食べさせるレストランは無い!と固く信じていた、が、それが案外、名もなき小さ…

星の王子と庭師

先週の土曜日、新婚のピーター、マデー夫婦の家に招かれ、マデーのアフリカ(カメルーン)料理をごちそうになる。ボンゴという名の香辛料を使って鶏肉を煮込んだものにバナナの蒸し焼き。その料理の前にアフリカンダンスをマデーと踊りすっかり、たっぷりア…

ケ・セラ・セラ!

ニコルが彼女のブロクにぼくの三歳の時の写真を載せた。左手にリンゴを持ち、おかっぱ頭をしたボクはそのドングリ目をカメラの上方、遥か遠くを見ているようだ。 この写真を見ていて,ボクは馬鹿なことを考えた。というのは生まれてから4,5歳まではボクの場…

音無しい人

今朝,電車の中でわが女神,主治医のドクター・ヂュパスケに偶然会う。声をかけてくれただけでなく、わざわざボクのところに来てくれて握手をしてくれ、ボクの皮膚病が治ったというと,拍手をして喜んでくれた。ボクは周りの人を意識しちゃい、照れて、ちゃ…

ビックリ娘たちに乾杯!

昨日,今日と一緒に仕事をした皿包み娘Cの話。まぁ,娘と言っても肌の曲がり角を完全に曲がりきったおネイサンなのだが、<ハイ!>という返事とともに素早く行動する、何の理屈も挟まずにスーっとやるところが、若々しく素直で気に入ったのと,なんと彼女も…

顔・本=Face・book

極最近、Facebookというものをはじめはじめている。ニコルが5ヶ月前くらいに勝手に加入して、長い間放っておいたら、一度チラッとお会いした領事館の人から<お友達リクエスト>なるものが届いて、最初はそれが誰からなのかわからずしばらく放置。それを承認…

禅修行 <憤怒力>

日本では最近?何でも<力>を語尾につけて激励語とするのが流行っている気配だが、ボクも今日はそれにならう。 ボクのは<憤怒力>の提言。 今の時代これはぜんぜん受け入れられない・・・というか、どんなものかも知らない人が多いと思う。スポーッ関係の…

恐ろしいほどの自由の中で

今、<未来の衝撃>を鏡にして自分と世の中を映してみている。 この本に,プロの親・・・子供を養育する専門家について述べている箇所があって、こう記されている<人間の子供を育てることとなると,その子どもが生物学的にその親から生まれたものであれば、…