拈華微笑

我が琴線に触れる森羅万象を写・文で日記す

2010-01-01から1ヶ月間の記事一覧

我が妻ニコル行状記(1)(無限)∞の絡み

今年で結婚、20年を迎えるという。 だまされたわけではないと思うが、我が妻ニコルはかなりそそっかしい。初めて会った頃は、彼女の8等身のスタイルに気をとられて、見破ることが出来ずにいたその性格は年と共に露呈してきたのであった。 小学生のとき、教室…

只今、新年会まち

6時に仕事が終わり、今これを会社で書いている。外は暗くなり予報どうり雪が激しく舞う。 気まぐれな会社で2,3年やってなかった、新年会を急遽行うことになっり7時までここで同僚が迎えに来るのを待ち、炭焼き肉を食べに行くことになっている。これまで…

般若の智慧・・無考力

運転しながら、ふとこんなことを考えた。 考えない力、考えないという強さ・・・について。人はだいたい絶え間なく何かをかんがえている。時には考えすぎて不安に駆られたりする。 一般に変な人と考えられる人に、歩きながら独り言をブツブツ云っている人。…

<無事是貴人>

昔,居士林で禅の修行をしていた時,老師が時折よく頑張っている者に禅語を書いた短冊を与えていた。ボクも何度か戴いたが、〈無事是貴人〉と書いてあるのを2,3回頂いては、ちょっとガッカリしたりしていた。 その頃は,この意味がわかっていなかったので…

片足棺桶の男

約一ヶ月半前の坐骨神経痛の後遺症右足の痺れは90%回復、まだ若干ボクの足の裏上部、猫の足のひらの大きさで麻痺が残っている。(が日常生活にはなんの支障もないし、薄皮をはぐように少しずつ回復にむかっている。) にもかかわらず、こんどのことで次のこ…

西瑞習慣篇〜気配りの抜本的改革をのぞむ

どこのドアであったか忘れたが、青年がドアを開けてボクが来るのを待っていてくれた。〈メルシー〉と言うと、〈サービス〉と返事があった。 日常よくある風景なので別に気にとめた事はないが、日本から来たばかりの時は、どうも日本とは違うな・・と良く思っ…

贅沢な・・悩み

年明け早々、毎年のことであるが我が勤務先では今年のバカンスの日程を決めて提出しなければならない。年に5週間あるバカンスを今から決めるのは容易でわない・・・(贅沢な悩み!)ボク写楽斎が写真活動を復活できた原因の一つが実はこのバカンスがあるおか…

真冬のヒーロー

冬の西瑞にいると嫌でも目に入るスポーツ、スキー。 今朝見るともなくテレビをつけると、スキー世界選手権オーストリアの滑降が行われていた。ちょうど最後の5人の滑降が始まるところで、最後から2人目がスイスのトップスキーヤー、ディディエ・キルシュでエ…

帰ってきたヒーロー

西瑞、冬の男が帰ってきた。 昨夜フィギュアスケート・ヨーロッパ選手権大会の男子があり、5位だったステファン・ランビエールが自由種目で2位に浮上した。!!! 一年半前に彼はケガが理由でリタイアを表明して、我々夫婦もガッカリしていた。それがこの…

Airbus A380

職場が空港の滑走路に接しているものだから、図らずもドデカイ飛行機の観覧席としと特等席となった。 トラックで配達が終わって11時頃会社に戻ると滑走路沿いの道に人がやたらと多い? ハハーン、昨日のTVニュースでやっていたドデカイ飛行機がくるのだな、…

ネガになった日

この月曜、初体験の事があり、それを記録するのをすっかり忘れていた。例の坐骨神経痛であるが、その後治療も何もしていないが少しずつ良くなってING。ただまだ少し右足中指辺りの感覚が正常でないけれども、日常生活にはなんの支障もないのでほとんど忘れて…

夏!お先でーす

この真冬の真っ最中、われわれ西瑞人におおいなる元気をくれるのが、全豪オープンテニスでの我らが英雄、ロッジャー・フェデガー。 こういうとき、ボク写楽斎はチャッカリ西瑞人になってしまうのだ。 それもそうだよ、こちらに来て今年で19年目、といことは…

風鈴

今日ここに写楽斎の好きな漢詩を披露したいが、横書きでも大丈夫やろか。 渾身似口掛虚空 不問東西南北風 一等為佗談般若 滴丁東了滴丁東 如浄

ゴッポラ村のアラン

西瑞に住んで不可解なことに一つにへんぴな所に、あれっ?と思うような美術館やギャラリーがあったりする事。 ローザンヌから北に車で30分ぐらいのところ、緩やかな山がつらなって一面雪景色、点々と村が散在する地域があり、その中にゴッポラ村がある。そこ…

人間国宝とヴィーナス

初めてその女医さんに診てもらったあと、彼女はどう云うつもりか、我妻に向かって〈あなたのご主人は“人間国宝”ですね。・・・ )と言った。 こんなに人をおだてる人間を今だに、見たことも聞いたこともないので、ボクは素直にうれしがったりして、自分なが…

チゴイネルワイゼン

トラックのラジオニュースが数分おきにタヒチ地震を伝えている。 夕方そのニュースの後で、<チゴイネルワイゼン>という題名が聞こえ、中学生の頃、音楽教室で聞いたサラサーテの曲が流れた。運転しながらボリュームを思いっきり上げてこのなつかしい音楽を…

ブラブラ と イキイキ

木曜の夜にモロッコ料理でもてなされて、今帰ってきたところ。 ボクらの友達夫婦に かなり面白い夫婦がいてしかもすぐそばに住んでいるので、時たま今夜のようにわりと急に招かれたりする。行って玄関にはいると大きなボリュームでフラメンコが鳴っている。 …

<喝!> 東洋の宝

暦をみると、もう13日。 だらだら過ごすと、もう2010年ハイ終り・・・みたいになっちゃうぞ! とういうので、ここらで <喝!!!!!!!!!> なんだけど、この<カッ!>ってなんスか?ちゅう奴が多いだろうネ。 歴史的な禅僧について、そうくわしくない…

ジュン おめでとう!

友人夫婦の次男、ジュンは昨日、1月11日に二十歳の誕生日を迎えた。奇しくも日本では成人の日!とのこと。 彼の父親は日本人で母親はイタリア系スイス人であるから、ジュンはハーフということになる。以前にも書いたがボクはこのハーフという立場の存在に非…

プ・ラ・ブ・レ・ム・S

人ごとながら今日はなんとディアボリックディ(悪魔のような)一日であろうか。これが愛嬌のある話であればいいのだが、わりと深刻な話がそれぞれ、ボクに一つと、ニコルに一つ、ボクはメールで、彼女は電話で受け取ったのだ。 ボクの方は、ほんの知り合い程…

<魔女>の食卓より

<エロチシズム>の話を昨日したが、実はその日の朝、それまでの右側坐骨神経痛が少し良くなって気を良くしていた矢先に、今度は左側腰痛(軽度)となり、ええーっと内心落ち込み、例のギャラリーのエロチシズムどころではない心境ではあった。この経験は<エ…

徒歩8分43秒のHUMS

我々夫婦の習慣の一つに、土曜の朝は<マノーで朝食>というのがある。ローザンヌ市街の真ん中にあるデパート・マノーの屋上にあるセルフサービスのカフェ・レストランのモーニングセットがボクらのお気に入り。 夏はテラスから遠くにアルプス、近くに旧市街…

立派な冬

2009年の西瑞の夏はとても夏らしい夏。立派な夏であったので、こりゃこの冬は立派なふゆになるぞ・・・と思っていたら案の定、今日などは立派な冬、北風に雪が舞い散る寒々しい一日だった。 こんな時は、道産子は石炭ストーブをガンガン焚いて暑くて下着姿で…

<論語>から<死体証拠>へ

通勤電車内で論語を読む!と豪語したが、なんか少しギブアップしそう。この本を開くと眠くなるのだ。子曰・・・ それが、パトリシア・コーンウエルの<証拠死体>だと、眼がさえるのはどうしてだろう。彼女の第二作目だそうだが、非常に良く書けている。数年…

大袈裟な感謝!に値する時代を迎えた写楽斎の眼には

写真をやる者、しかも海外に住んでいて、二十数年ぶりに写真活動を再開したボクのような浦島太郎的写真家にとって、このネットって一体なんなんだ!太郎が持ち帰った<玉手箱>も真っ青! この物凄い状況に、何故か今頃になって急に、写楽斎はコトの重大さに…

Bonne Résolution は <千日懐報>

年が明けてから遊びに来た西瑞人のニコラが貴方の今年の抱負はなんですか?・・・と聞いてきたので、おや?と思い逆に、<こっちの人間(西洋人)も、やはりこの年の変わり目に、抱負なんてものをかかげるの?>と彼に聞いたところOuiとのこと。フランス語で…

アロハの男より

初出勤は雪で始まった。雪の中トラックを運転しながら、先日メールで賀状を送ってくれたわが友のことを考えた。 ボクより10歳年上の友は、鍼灸学校と無為塾の学友で三年間いろいろと世話になった。卒業後それぞれの道を歩んで長い間音信不通であったが、去年…

レマン湖に雲の蓋(ふた)

今日一日とても寒い日。どんよりと曇っているのは、このあたりの冬のあり方。レマン湖の上に雲の蓋状に低い雲が垂れ込めている事が冬は多い。だから高いところに行けば太陽が輝いているので、スキーに行く人が結構いるわけでもある。 ボクは道産子だから、ス…

かぼちゃスープで見栄はる

ボクの柄じゃないホテル・ボーリバージュにいって2000円のスープ、900円の煎茶で"初見栄”をはる。 というのは、いつものカフェが閉まっていて、その隣のカフェに行くと年配の方ばかりで、老人ホーム状とかしていた。そこへはいずれ行くとして、今日ぐらいは…

書初め〜と書いて "かきぞめ" と読む・・・のか。

広辞苑によると<新年に初めて文字を書くこと。>とあった。なあんだ。 別に硯と筆で持って書く書道でなくても"かきぞめ" なんだ! すこし肩の力が抜けて,このブログによる<書初め>を書くことにする。しかし、何といっても一年の計は元旦にあり! 多少は…