拈華微笑

我が琴線に触れる森羅万象を写・文で日記す

スイス・生活

ザ・スイス

スイス在住今年で29年になる。 今日ゆるやかな山の麓の地方を散歩してきた図 この写真を見てつくづく思ったのだけど、29年住み続けてスイスの感想を言え…と言われたらこの写真こそ…スイスなんじゃないかと。 自分のように欲望にまみれた人間も、否応なく欲を…

闘花粉章

花粉症になって6,7年目? 案外くるしいのか、毎年の如くこの季節になると、ブログに愚痴ってる。 以前、短歌で花粉症の苦しみを「五月サッキ」に絡めて「殺気」立つ思い…と詠んだことがあった。それが今年は六月にずれ込んでよく知らぬ土地、Sionで急に真夏な…

必撮無眼流 〜 写真展『L'homme et la bête 』スイス闘牛

今週の金曜日5月31日よりスイスのバレー州、州都シオン(Sion)で10日間の写真展を行う。 べく、準備などなどで忙しいというより気ぜわしくして…(という言い訳)によってブログ更新を御無沙汰していた。 写真は2004年〜2010年にかけて撮りためたスイス闘牛…

逆まつげ+タオ

十年ほど前から、ボクは左目の上まぶたのまつ毛が逆まつ毛になって困った挙げ句、 生え伸びて眼の玉に接触した時点で鏡を見ながら自分で抜き取る…という作業を続けてきた。なんとかならんのか…と前々から思っていたら、『逆まつ毛に対処してくれる眼科医が一…

 秋桜(コスモス)

今回、移行したブログにはお絵描き機能が備わっているので早速試してみた図 昨夜は月一回の俳句会がVeveyで催された。 その前に毎週土曜、3時間のバトミントン・ダブルスの混戦を1時間半で切り上げて湖畔の喫茶の俳句会にぎりぎりまにあった。総勢10名中、ボ…

かぼちゃスープで見栄はる

ボクの柄じゃないホテル・ボーリバージュにいって2000円のスープ、900円の煎茶で"初見栄”をはる。 というのは、いつものカフェが閉まっていて、その隣のカフェに行くと年配の方ばかりで、老人ホーム状とかしていた。そこへはいずれ行くとして、今日ぐらいは…

書初め〜と書いて "かきぞめ" と読む・・・のか。

広辞苑によると<新年に初めて文字を書くこと。>とあった。なあんだ。 別に硯と筆で持って書く書道でなくても"かきぞめ" なんだ! すこし肩の力が抜けて,このブログによる<書初め>を書くことにする。しかし、何といっても一年の計は元旦にあり! 多少は…

それなりの忘年会

2009年最後の日、今年は何か格別な感じがするのはこのブログのせいか?日本であれば忘年会やらなんやらで今年の反省とか、来年の抱負とかいろいろ披露する機会があるとおもう、書初めとか。 しかし、こちら西瑞ではそんな習慣はもちろんない。だからその習慣…

クリスマスに仏陀考!

本場のクリスマスを堪能。ニコルの父方の親戚総勢28名,7歳−88歳まで集合した。 ボクが初めてこのパーティに参加したのが18年前、ニコルの従兄弟の子供達が7人、1歳−12歳だったのが,上はもう30歳にもなっている。でも皆初めて会った時と全く変わらない温か…

もうクリスマス・イブ?

病欠していると、もう月日のことがサッパリわからないうちに,今日はもうクリスマス・イブだと。ちゃんと出勤していれば今日は半ドンでクリスマス・パ−ティも待ちわびる感じで迎えるのでそれなりの楽しみもあるけど。 ゆうがたニコルがレンタカーをこの2日…

あなたの真夜中の12時は、ボクの夕方の4時

というのは、スイスと日本の時間差が8時間あるので、ボクが仕事から帰ってこの日記にアタックするのがだいたいこちらの時間で夜の8時頃で,その頃日本は日付が変わってボクにとっては翌日になっている。まあ,いいか・・・と思っていたがやはり、ボクにとっ…

新宿鮫からローザンヌまで

病欠のおかげで、一冊の本を読み終えた。大沢在昌氏の新宿鮫シリーズ8 この人の本を初めて読んだ。西瑞では日本の本はなかなか手に入りにくいが、ボクはあるルートで時おり古本を手に入れ、彼の本も何冊か持っていたが、読まず嫌いの偏見で3ヶ月前に部屋の…

素敵な女医さん

座骨神経痛が本格的にあばれだし、昨日はまだ平気で歩けたのに今日になると立っているだけで、尻からふくらはぎにかけて痛み、仕事を休み医者に行くことにした。医者に行くのは病気の為だけでなく仕事を休むうえで、証明書が必要になる為でもある。かかりつ…

座骨神経痛という名の贈り物

西瑞のちまたでは、マッシェド・ノエルつまりクリスマスの為の市場というのがあちこちの広場で店を出す季節である。来週のクリスマスは家族や友人が集まってプレゼントを交換する。ボクらもニコルの両親の家へ24日の夜、ニコルの叔母が主催するパーティへ25…

西瑞習慣篇〜ボクはパガン

先日の12月1日、ボクはパガンとして10歳になったジョナス坊に贈り物をした。フランス語でparrainはパガンと発音するが、何のことかと言うと、代父ということらしく、万一彼の両親が亡くなった場合、父親代わりになる・・・という宗教から来ているのか、単な…

ローザンヌ・エリゼ写真美術館

スイス国内に二つある写真美術館のひとつがローザンヌにある。ひさしぶりに出かけると、今回のテーマは写真ではなく、『写真集』であった。それも、STEIDLという出版社の写真集のみの展示。これまで、出版社名まで気にかけなかったので、この名前をしらなか…

ジョークは冗苦

金曜日の夜、ローザンヌの街中にある、ボリミー(過食症)という名のお笑い専用の100席ほどの寄席へ行ってきた。スペイン系ベルギー人の独演で何故かスペイン語で話しかけたり、突然アラブ語になったり、ベースはスペイン語訛のフランス語であるが、客はみん…

"西瑞三十六景"は遠い(写真)

このタイトルは写楽斎の未完成写真集のテーマである。まだ6景ぐらいしか撮れていないので完成まで4、5年かかりそうだ。しかしタイトルは気に入っている。スイスを漢字では瑞西と書くがボクは西瑞としたい。 この国にきてボクはすぐガイドとして働き始め12…

スイスにイスラムの塔は似合わない

一昨日スイスで投票があり、58%でイスラムの塔建設を禁止した。といっても信仰はもちろん自由で、モスク建設もOK、ただロケットのような塔の建設に対して反対多数でダメという事になった。約7百万人のところに、イスラム教徒40万人いて、これが増える傾向に…

ひまわり

妻ニコルの生き甲斐は”おしゃべり"。彼女のおしゃべりネットワークの基地はローザンヌ市内に散在する喫茶店で、 そのうちの最重要拠点が我が家の近くにある独身女性ロゴンスの店、食堂喫茶”ひまわり”。 その彼女の店が今日なんと25周年を迎え、店の模様替え…

秋暗し

秋暗し・・・というのは、朝6時半にでかける時、外は真っ暗で、今我がアパートに帰ってきた18時半も外は真っ暗。 10月31日をもってサマータイムが終わってからというもの、瑞西ではわりと突然に冬っぽくなる。テラスから見えるアルプスやジュラ山も上の方は…