拈華微笑

我が琴線に触れる森羅万象を写・文で日記す

西瑞習慣篇〜ボクはパガン

 先日の12月1日、ボクはパガンとして10歳になったジョナス坊に贈り物をした。フランス語でparrainはパガンと発音するが、何のことかと言うと、代父ということらしく、万一彼の両親が亡くなった場合、父親代わりになる・・・という宗教から来ているのか、単なるこちらの習慣としてそういうものがあるのかよくわからないが、ここスイスでは子供が生まれると親しい友人とか親戚などにこの代父、代母を頼む習慣がある。兎に角、ジョナスが生まれたとき、父親のローレンスからパガンになってくれと頼まれたのである。

 彼は中国系マレーシア人で奥さんはスイス人、彼はスイスのバトミントン混合のチャンピョンだった人で、ボクのバトミントンの最初のコーチだった。

 僕らには子供がいないので、無責任なパガンでよかったら、とういうことで引き受け、以来四季ごとに彼らの家に招かれたり、招いたりして友好を温めているが、これはなかなかいいシステムで子供からするとプレゼントをしてくれる人が増えるだけではなく両親とは又違う考えを持つ大人と接する機会を得、ボクらパガンとしても友情を深めながら彼らの子供の成長を楽しむことが出来るという西瑞のいい習慣のひとつ。

 ジョナスは今、腕白盛り、後8年ぐらいしたらバトミントンのチャンピョンになるのではないかと楽しみだ。