拈華微笑

我が琴線に触れる森羅万象を写・文で日記す

2009-11-01から1ヶ月間の記事一覧

琴線ー1

フランスの歌手というか、ラップの変種でハートで歌い、語り、踊るアフリカ系フランス人青年の名はアブ・ドラ・マリック。彼の音楽はジャズぽく、アフリカンぽく、フランスシャンソンぽいが、一番大事なのは彼の詩で、ボクはその半分ほどしか意味を聞き取る…

スカイプとブラックホール

2009年、スカイプというコンピューターの最先端技術を使って長らく閉ざされていた縁のうすい姉弟の会話は必然的に互いの心のブラックホールへといざなう。 父も母もなくなった今、血縁とよべるのはこの二人。しかし幼い時期は別々に暮らし、ボクは小学校一年…

ひまわり

妻ニコルの生き甲斐は”おしゃべり"。彼女のおしゃべりネットワークの基地はローザンヌ市内に散在する喫茶店で、 そのうちの最重要拠点が我が家の近くにある独身女性ロゴンスの店、食堂喫茶”ひまわり”。 その彼女の店が今日なんと25周年を迎え、店の模様替え…

カンジのない世界〜2

漢字のない世界はカンジにくい世界であるという事。我々は漢字が身に染み込んでしまっている人間である、という認識は、一度外国に住んでみて日本という国がホンマに島国であるのだな〜という認識と同質だ。外国に住む以前は誰も自分が日本という"島"に住ん…

カンジのない世界

この日記を始めるにあたって、花鳥風月の心を西洋に・・・などと書いたけれどこれって結構難しい問題ではある。写楽斎自身がどの程度それを解っているか?という事を別にしても、日本のあの独特の雰囲気としか言いようのない、しかししっかりと『ある』と感…

秋暗し

秋暗し・・・というのは、朝6時半にでかける時、外は真っ暗で、今我がアパートに帰ってきた18時半も外は真っ暗。 10月31日をもってサマータイムが終わってからというもの、瑞西ではわりと突然に冬っぽくなる。テラスから見えるアルプスやジュラ山も上の方は…

侘び、寂びの歳

昨日は初めてブログを書くというので世界の皆にこんにちは!みたいな気持ちが高ぶってしまってよく眠れなかった。 というのは大袈裟だが、これまでの井の中の蛙状態から、ここでモニターに向かって自分が勝手に書き連ねる事柄が、見知らぬ誰かのおメメに止ま…

こんにちは、日本!

ヨーロッパのほぼ真ん中は瑞西に住んで早18年になる。 その間いろいろあったようにも思えるし、アッ!と・・・いう間でもあった。しかしなんと言っても、僕にとって最大の出来事はインターネットを含むコンピュターの驚異的発達が自分のような山猿にも普及し…