拈華微笑

我が琴線に触れる森羅万象を写・文で日記す

2017-01-01から1年間の記事一覧

 アバター観想

監督の思いを最も最先端テクノロジーを駆使して表現を実現させていく様に驚きと感動と賞賛を!先週、アバターを字幕付きでアイパットで見た。 もちろん公開された2009年にボクはスイスでオリジナル版(フランス語字幕)でみたのだけれど やっぱり、今回、日…

 鏡哲学

今はなき高校時代の仏像模写と自画像 鏡哲学…なんて云うものは、無いとは思うんだけど。 第一、哲学がなんかわかってない自分がこの言葉を使用するところから洒落臭い。 しかし、自分の貧しい耳学問からすると、それがどう考えても『鏡哲学』と思えるんだよ…

還暦する自分史

『自分史』のテーマにピッタリの写真を撮れた感に満足図先日、大好きなPodcast(〜アンドロイドではCastBox)で、ラジオ版・学問ノススメ立花隆さん講師で『自分史』テーマ のお話があった。(2014年の収録) キッカケは50歳代以上の人を対象に、ある大学が…

  メリークリスマス! 2017

今日はこちらスイスでは祝日でお休み。 昨夜はニコるの姉宅で、初めてのクリスマス祝…といっても母方はユダヤ系だけど ゼンゼンこだわってない様子。ボクも未だに『ユダヤ』のことがよくわからない? 第一、ニコるがユダヤ系って結婚する時、知らなかったけ…

 モーリス・ベジャール・バレエ公演

昨夜、例のモーリス・ベジャール・バレエ団の公演『Dixit(彼はこう言った)』を見てきた。 (これに関しては以前のボクのブログに少し書いてあります。ご参照下さい。) http://blog.goo.ne.jp/syaraku-sai_5/e/3409e41cc90aa7a2f90f62506cabcad7 場所は我…

 青二才

昨日、ITグッツを買いに郊外の家電屋へ。でもバスを乗り間違えて15分ほど雪山遭難の図3つ年上の友人がいて、たまに会うごとに悪知恵をつけてくれる。 なんでも、楽天マガジンというのに会員になれば、年額3600円で雑誌200誌を読み放題!…ちょっとやりすぎじ…

 スイス式-露天風呂

露天風呂 窓を開ければ それなりに 熱い湯船に 北風の吹く : 一撮今日のローザンヌの最低気温は −1度で東京より寒い、明日はもっと気温が下がるそうだ。 こんな日は温泉がいいな〜、それも露天風呂、最高だね。ってなわけで、うちのアパート風呂で露天気分…

 『可愛がり』こそ伝統

実は今、どっぷりハマっているTVドラマがあって現在シーズン9を爆走中なのが『グレイズ・アナトミー』! 見る前は、医者物語か〜って昔日本ではやった『白い巨塔』を思い浮かべていて、躊躇していたが 試しにちょっと見るとそれがゼンゼン違っていて、お医…

 『忖度』知らず

先日、友人の陶芸家の恒例の展示会へ行った時の話。 日本人女性がスイス人の友人を連れて見に来ていた。 彼女(日本人)はスイスにもう40年以上住んでいるという。ボクと陶芸家の友人とその彼女の3人の日本人でいろいろ話していると 陶芸家が今年の流行語大…

 季語はクリスマス

12月9日 初雪朝起きると薄っすらと雪化粧、思わず一撮。一撮は俳句より簡単だなァ、 一句読もうとすると、かなり脳に負荷がかかるが〜・・・。この時は、夜に我々にとっては第二回目、『俳句会』があるのをすっかり忘れていた。夜はけっこう冷え込みが強く、…

 Jamais vu… (ジャメビュ)に緩む涙腺

Jamais vu…というのは日本語で、こんなの見たこと無い!・・・という意味のフランス語今日はフランスのパリで、あれは国葬なのであろうか、とにかく一介の芸能人の葬儀としては ありえないジョニー・アリディの葬式に感動した。 ジョニーの棺を乗せた車がシ…

 さすらいの座頭一撮

12/07に湖を渡って仏領に行った時の風景座頭市というと、勝新太郎の映画だが、子供の頃は随分影響受けた。 雑草が生い茂る野っ原を毎日のように歩いたが、その時ボクにとって悪い雑草は仕込杖に似せた棒で 片っ端から切り捨てたものだ…。 ある時、どれくらい…

 フランスのロッカー、Johnny Hallyday 逝く

今朝、先に起きたニコルは朝の体操を本来ならしているはずがテレビに見入っている様子。 誰かのコンサートのようだが、『誰の〜』って聞くと、『ジョニーが夜、死んだのよ…』って。『フランスのエルビス』と言われることもあるらしいが、フランス人にとって…

 禅的箱庭

もう、20年ぐらい前だったか? 細長いバルコニーに禅的『箱庭』を制作。 2種類作ったうちの一つ、これは小さい方。 生き死にしながらも、シダがしっかり生息しているせいか、比較的安定した庭環境を自然維持している。 そうだ、名付けようよ。えーと…ニコル…

 モリカケの土俵ぎわ…

この動画を見てボクも若干、反省。 世の中、メディアは相撲界の問題で持ち切りだが、国会で国民の代表として頑張っている野党代議士が 相撲で言えば横綱を土俵際まで押し攻めている活躍に、我々国民が声援も送っていない状態であれば それこそ、相撲界の闇ど…

 仁王の慈悲

今の相撲界の問題についてボクなりに考えてみた。 日本における伝統的様式による修行はどんな分野にせよ一般に厳しいとされる。 何故か? その伝統としてこんにちまで続いてきた方法にはそれなりの意味があり 一切の無駄をはぶいたやり方で 心、技、体 を最…

  初おはぎ

去年の春だったか? まだ勤めていたころ、レマン湖のそばに寿司屋があるのを地図で確認して散歩の後にそこで昼食する計画をたてた。 その日の朝、友人夫婦が一緒に散歩したいという事になって昼もその寿司屋で食べることになった。 これまで、スイスのあちこ…

 愛と力

ニコルの伯母を老人ホームへ訪ねた時、一緒にした散歩の途中で見かけた少女像のある池 年金の手続きの為、戸籍抄本が必要になり、それがどんなものだったか? 思い出すためにニコルと結婚した時(28年前)準備した書類の中に戸籍抄本やら謄本なるものが あっ…

 孫持ちジジイ半日体験記

ボクには子供がいない。 子供というと、友人の子供を時折みかけるぐらいだった。先日、もしいたらボクの娘ぐらいの年齢の日本女性の友人が昼食にさそってくれた。 もちろん、彼女の2.5歳と1.5歳のお嬢ちゃんも一緒とのこと。 彼女等のことは、時々フェイスブ…

    がらくた店

たまたま、前を通るとショウウィンドウに蜘蛛の巣ではなく、蜘蛛の死骸があった?! そのよこにある布袋さまの像に興味を持って店に入ろうと・・・・⬇︎に続く 先週の土曜、久々にローザンヌから電車で一時間の街、ビエンヌへ行ってきた。 ニコルの目的は冬の…

  遊戯三昧は縄文人

なにせ、二十数年帰国(文化的視点からの)していなかったので、今回の帰国は In put が多くていまだにブログで引きずっている。 中でも京都国立博物館、開館120周年記念・特別展覧会による『国宝』展は強烈であった。もはや好きというレベルを超えた俵屋宗…

Ha-ï-ku スイス夜話 

写真は一昨日、11月12日日曜の朝のレマン湖畔の様子で、地元でビーズと呼ばれる北風が思いっきり強く吹いて、短歌も思いっきり和風になったが それにはちょっとしたわけがあって、この前日土曜の夜になんと、ローザンヌの隣り街Veveyは『カフェ・文学』とい…

 『和』力

安倍政権というかってない劣化した政権のなかで、どんな日本の姿がみられるのだろう…という漠然とした思いは ちょうど衆議院選挙と重なって普通よりは気になっていたはずであるが、相方と十数年ぶりの帰国となると、そんなことよりは 我が望郷の念の充足一点…

 一線を超えて

SNSと云うのは、時折思いもしない出逢いをもたらしてくれる。それは2日前の月曜のこと、 今回はFacebookだったけど、立ち上げた時に何故か2年前記事の地元スイスフランス語圏の新聞 Le Temps 『Toko Shimoda ( À 102 ans, peindre une ligne est comme un rê…

 あみだくじの坂の街『尾道』

今回が最終回の旅物語…尾道の2泊3日もまた素晴らしかった。 ボクと同世代のオッサンの金目当てでない独りコンサートは和んだ。(偶然にもニコルの衣装とオッサンの衣装が似ているというか?…) 尾道の坂は尋常な坂ではなかった。しかも傘をさして登る日は…

金箔の街

金沢の街の印象を一撮するとこうなる…という写真(画面中央右よりに悠然と立っている鷺をお見逃し無く)日本の金箔のほとんどが金沢で作られているそうだが、金沢で最初に入ったお土産屋さんらしい店は、何でもかんでも金箔だらけで、その時は理由をしらなか…

人情食堂『キコク』

旅から帰って10日になるのにまだ『旅』かよ…って自分で突っ込みながらも、忘れたくない思い出の数々を、今後の『思い出の食卓のおかず』として忘れないように、しっかり記録。 (しかし、そんなことを言っているとまだ一週間ぐらい書くことがあるかも・・・…

 草木国土悉皆成仏(そうもく・こくど・しっかい・じょうぶつ)の 国

(旅行中沢山撮った写真から選択したスライドショーの動画。日本に住んでいる人から見ればどうということのない写真であろう・・・。) 草木国土悉皆成仏・・・とは、大辞林によると:心あるもののみならず、心のないものまであらゆるものが成仏するというこ…

 継ぐ人々

伏見稲荷の池の亀 こんどの旅(京都〜金沢〜城崎温泉〜尾道〜神戸)っていうか、めったに旅をしない今回のボクの旅は、これまで行ったことがないところ、ただ実家へ帰る為の旅ではない スイスに住んでいてちょっと小耳に挟んだ憧れの地名…そんなところへ行っ…

 日本は『愛国』= is・land

わずか2週間の日本の旅… だったけど、26年間スイスに住んでいた者として日本をあらためて観察した感想を一言でいうと 愛国の島という意味で『is・land』(愛すべき島)・・・となった。日本には39歳まで住んでいたが、島を意識したことは一度もなかった。 そ…