拈華微笑

我が琴線に触れる森羅万象を写・文で日記す

 さすらいの座頭一撮


 12/07に湖を渡って仏領に行った時の風景

座頭市というと、勝新太郎の映画だが、子供の頃は随分影響受けた。
雑草が生い茂る野っ原を毎日のように歩いたが、その時ボクにとって悪い雑草は仕込杖に似せた棒で
片っ端から切り捨てたものだ…。
ある時、どれくらいの間座頭市のように目をつぶったまま歩けるだろうか?と、目をつぶり杖をついて
歩いていたら、前から来たおばさんが『あっ、気をつけて、もうちょっと右に行った方がいいよ』
と、声をかけられて赤面してしまった。あれは小学生か中学生の頃だったか?

ちなみに、座頭とは江戸時代の視覚障害者の階級だそうで、当時は按摩は盲人の専門職の一つとされていたようだ。
これは座頭市の影響ではなく、ボクは28歳ぐらいの時、鍼灸按摩マッサージの免許を取るために新宿の鍼灸学校へ
3年間通って免許をとった。好きなものしか撮らないボクは写真では食べていけないとわかっていたから。

退職もしたし、時間もたっぷりある。金がないだけ…座頭市のように街中で笛をならして客の注意を引く…わけにも
いかないが、市っあんのように、さすらいの中で按摩で人を癒やす…というのも悪くない。
座頭…というくらいだから、椅子に反対向きに座った形で首肩を中心に30分から揉みほぐします!って云ったら
今日、さっそく声がかかって、さすらって来た。