拈華微笑

我が琴線に触れる森羅万象を写・文で日記す

2018-11-01から1ヶ月間の記事一覧

常不軽菩薩に思うこと

今日もカテゴリーとしては(東西異洋文化事情)。 最近、本屋をぶらりとしていたら、日本関係の棚に(Ryokan〜梅の花)と題した小冊本を見つけた。 良寛の短歌集で日本語〜ローマ字読み下し〜フランス語訳となっていた。 バラバラとめくって、眼に飛び込んで…

木こりの国… か?

新しいカテゴリー『東西異洋文化事情』をこのほど立ち上げた。 1991年からヨーロッパはスイス・ローザンヌに定住してから、『なんじゃコリャ?』と思う違和感について、誰かに話そう話そうと思いながらも…そのチャンスも時間も意気地もないまま、いつの間に…

必撮無眼流 〜 究極のプリント

久々の必撮無眼流であるが、これを生み出した経緯やらを考察しつつ・・・。 およそ35歳(1987)〜48歳(2000)の13年間ほど、写真活動を完全に休止していた。 51歳(2003)の時、それまでの観光ガイドという不規則な仕事から引っ越し屋に正社員として勤務す…

『キン○マ』?!

ヨーロッパで生きていくには、一日にジョークの一つや二つは言えないと… 三十数年前に初めてローザンヌに来た時に、強烈に思い知らされながらも…27年間、一度もジョークを自分から発した事はなかった。というか、様々な理由でジョークが言えなかったのだ。 …

『間』を悟った人 = 人間

一撮流解釈だけど、人をして『人間』という言葉を創作した中国人はなんと素晴らしいのだろうか…と最近考えている。 日本では昔から『間』が大事…てなことを言われていたので、日本人であれば誰でも聞いたことがあると思う。特に芸事に関して『間』ということ…

音楽は情熱の波動か

この季節にローザンヌで毎年行われ、今年で21回目を迎える『Festival BACH de Lausanne』フェスティバル・バッハ・・・これに関わっている知り合いのおかげで昨夜は素晴らしいバイオリン・ソロに遭遇した。 我が家から徒歩11分にある街中の教会でそのコンサ…

東洋の真髄

二十歳から二十九まで写真一辺倒だったのが、どういうわけか東洋医学を入り口に禅修行、練功十八法、太極拳の気功法そして一週間の断食、滝行などなど東洋文化に浸りきった三十代であった。新米鍼灸師として治療所でも働いた。 そういった経験から自分が考え…

秋深し、天才の文字は読みにくい

訳してもらって、文句いうのもなんだが… まぁ、家に帰ってからゆっくり調べればいいヤ〜…なんて思ったのが大間違い。 語学の天才君の書いた文字、下手なうえに小さくて癖のある文字でよめやしない。 こんどいつ会えるかわからないけど、その時確認するしかな…

沈黙に 転んだ後の 静寂や…

スコセッシ監督の映画『沈黙』、日本では2017年の1月公開だったようだが、ということはスイスではその少し前だろうから、2016年の12月頃として約2年前にボクはニコルと友人のベアトリスの3人で見に行ったのだけれど、 このほど、アマゾン・プレミアムで『沈…

漢文かいな!

今年の春くらいから?だったろうか… 日仏言語文化交流をめざし、ネットでもって運営しているTandem(タンデム):=二人組の意:というものを友人が紹介してくれ週一で参加している。 フランス語を母国語とする人と日本人が一時間ずつ交互に言葉を教え合う……

それぞれの『門』

こういうのも『縁』というのだろうか。 というのは、鈴木大拙さんに会いたい(というか年に3回ぐらい彼の人柄に接したい気持ちが起きる事)気がして、大拙の自称弟子を自認している志村武著『鈴木大拙に学ぶ禅の人生智−ありのままに生きる』という著者が23歳…