拈華微笑

我が琴線に触れる森羅万象を写・文で日記す

禅修行の思い出

痛て〜っ!

引越し屋を退職して2年半にして、久々の腰痛は空前絶後に痛く、起き上がるも、床に伏せるも一々必死の状態を4〜5日足掛け一週間家から一歩も出ることができずにいた。 今日あたりから、腰が固まりながらもゆっくり歩けることが出来て外の空気を吸えた。 体…

還暦とReligion

還暦…から7年も過ぎたが、還暦は60歳の時のみを意味しているのだとは思わない。 60過ぎたらそれ以降がすべて還暦ということ。というのは Religion(宗教)をググると、ラテン語でRe (再び)+Ligare(結びつける)…と説明がある。それに最近、フランスで有名…

それぞれの『門』

こういうのも『縁』というのだろうか。 というのは、鈴木大拙さんに会いたい(というか年に3回ぐらい彼の人柄に接したい気持ちが起きる事)気がして、大拙の自称弟子を自認している志村武著『鈴木大拙に学ぶ禅の人生智−ありのままに生きる』という著者が23歳…

 犀角独歩

60歳過ぎを『還暦』とは、本当によく云ったものだと最近もつくづく思う。 去年退職し、本当に少しずつ少しずつ過去のことを振り返り、反すうするが如くの中で、いろいろなことがわかってくる気がする。 最近、禅修行の思い出から、とても大切なことに思いが…

禅修行<いまさらマトリクス・赤いピルを飲め>

島ではアバターが始まりましたね,どうですか?気に入りましたか。視覚的にすごい仕事を見せてもらい将来性を感じさせてくれたと思いますが,写楽斎的には深みの点でマトリックスの足元に及ばないと感じましたが・・・。 ほんとに今さらマトリックスなんです…

禅修行 <脚下照顧の ”Zen”>

今朝、ふと昨日の”戦メリ”の自分の記事のことで,大事なことに気づいた。 坂本龍一さんも,先日終えたCOP15も,そして映画”アバター”もつまるところ ”エコロ”の問題に帰するわけだ。それで今,世界中のひとが何かしなければ・・・と思案している。 ところで…

禅修行 <公案としてのロックンロール>

臨済宗で本格的に修行をすると、公案という問題が与えられ修行中はそれに向かって全力で体当たりするわけだが、以来、何を見ても公案にみえてくる。初めてヨーロッパを旅行してスペインの教会で十字架上の血だらけのイエスを見たとき、強烈にそう感じたのを…

禅修行<全然のZen (2)>

昨日の自分の日記を読んでみると、説明が舌たらずの為、30代の10年間禅の修行に明け暮れました、みたいに思われるのでは・・と少し反省。この10年間は小、中、高校、大学みたいな感じで徐々に修行のレベル?を上げていったわけで、それでなければ直ぐ挫折し…

禅修行<全然のZen(1)>

写楽斎の人生にとって最も大切な時期と思われる30〜40才までをボクは禅の修行に捧げた。その見返りは、達磨さんが言った"廓然無聖"〜からりと開けた悟りの境地・・・と言うわけには全然いかないが、そういう生き方の"道"へと一歩踏み出した自分は何と果報者…