拈華微笑

我が琴線に触れる森羅万象を写・文で日記す

 草木国土悉皆成仏(そうもく・こくど・しっかい・じょうぶつ)の 国


(旅行中沢山撮った写真から選択したスライドショーの動画。日本に住んでいる人から見ればどうということのない写真であろう・・・。)


 草木国土悉皆成仏・・・とは、大辞林によると:心あるもののみならず、心のないものまであらゆるものが成仏するということ。
 (涅槃経の一切衆生、悉皆成仏の思想を基盤とし、生命を持たない無機物にもすべて『道』が内在するという道家を媒介とした中国仏教独自の思想で天台、華厳などで強調)
 現日本の一般人はこんな言葉知らないだろうけれど、我々日本人が感じている『和』というものからは感覚的にこれを理解しているのではないだろうか。

 神社仏閣のみならず、『和』を用いているところは自ずと『聖=清=静』で、日常忙しくしている人でもそれを非常に尊重している心地よさが
 ここにはあるのだと思う。反面、電車の中で見た光景だけど、シルバー・障害者・妊婦の絵が描かれている4人席に小学生だか、中学生が
 すぐ横に大人が立っているのに、カバンを横において二人で4席を占めている状況に大人も何も言わないという一面もまた日本であることを見るが…。