拈華微笑

我が琴線に触れる森羅万象を写・文で日記す

 『和』力

安倍政権というかってない劣化した政権のなかで、どんな日本の姿がみられるのだろう…という漠然とした思いは
ちょうど衆議院選挙と重なって普通よりは気になっていたはずであるが、相方と十数年ぶりの帰国となると、そんなことよりは
我が望郷の念の充足一点にかかっていたことも事実だ。
そしてそこで見たものは、『和』という根がしっかりと随処に張って美しい花を咲かしている情景…だった。
わずか、2週間の旅でその実態などわかるはずがない・・・と今でも思っているのだが、一方で自分の眼で見た日本の様子は
想像以上に健全な気がした。
ボクが日本を出国する26年前に比べると正、派遣社員の割合が全く違っているのだからそういった歪は随処にあるにちがいないだろうけど
まァ、観光地を見て回っただけ、関東とそれより北には行っていないと言う事も考え合わせると自分の感想も半分と見積もらないと。

もう6,7年前以上から?スイスに住むボクの周辺の人々やこちらのメディアを通して『日本の評判』を聞く機会が断然増えていた。
どういう理由なのか?一つだけ言えるのはインターネットとそれを利用した宿泊施設の充実が間違いなくあるに違いない。
京都で我々自身が利用したゲストハウス形式宿泊施設は安くて、アパートにいるような気安さがあったが、通りですれ違う
外国人旅行者は白人のカップルが多く、彼らの大半がゲストハウスを利用しているようだ。

『和』は聖なるものへの畏敬の念に浮世に生きるうえで、智慧と慈悲を最大に発揮することを奨励する仏教が『根っこ』になっている。
      それに『湿気』を付け加えるのを忘れていた…!