拈華微笑

我が琴線に触れる森羅万象を写・文で日記す

  初おはぎ

 去年の春だったか? まだ勤めていたころ、レマン湖のそばに寿司屋があるのを地図で確認して散歩の後にそこで昼食する計画をたてた。
 その日の朝、友人夫婦が一緒に散歩したいという事になって昼もその寿司屋で食べることになった。
 
 これまで、スイスのあちこちの日本食レストランで食事していたが、この『 Ha-i-ku 』と言う名のレストランで食事した時
 何故か、このもったいぶった寿司、室内装飾、従業員そして肝心な寿司はもう一つ…という自分の食生活環境に我慢ならぬものを強く感じた。
 そして、ふと…自分で作った方が味もクオリティーも断然イイものができる…と突然確信し、それまで料理など無関心だったのに
 退職したら料理を勉強しよう・・・と独り決心したのをおぼえている。

 だから、ボクは今年の7月に2万円もだして、寿司教室にわざわざ電車で3時間もかけて出かけたのだ。
 以来、寿司に軽い食傷気味になって、やっと第一回一撮寿司は日本旅行から帰国した10月下旬に旅行前に冷凍庫に入れたマグロと鮭を
 取り出して、恐る恐る15個ほどの寿司を握ってニコルをビックリさせたのだ。かなり形の崩れた寿司であったが、お世辞かどうか?
 美味い、美味いといって三分の一ほど食べてくれた。ビックリさせることに気を取られていて、写真を撮るのを忘れてしまった。
 まァ、この寿司は自己採点で50点ぐらい、次は70点を目指す!・・・と思ったものだ。

 そして10月の日本旅行で美味い、大福やおはぎ等を食べた俺は、次の標的を『おはぎ』にひそかに定めていた。
 何を隠そう、子供の頃から大の『甘党』なのだ。
 このスイスでの二十数年間、美味いおはぎを食べるだけ、という名目でも日本に帰国したい!!!という欲望を俺は押し殺してきたのだ。

 だから、退職して時間もあることだし、自分で作りゃ〜いいやんか! 材料は3倍の値段だが手に入るのだから… 、何も我慢することはないのだ…

 ということで、今日は  第一回 『きなこおはぎ』を作ってみた。
 Youtubeでおはぎを検索すると、もち米でなくても出来る、おはぎ・・・というのがあって、これだ! ということで作ってみました。

 しかし、1Kg 缶入りのあんこは、汁気が多く 我が憧れのおはぎは出来なかったのだ。普通米に片栗粉を混ぜてもちもちさせたが
 肝心のあんこが ちゃんと飯にもれない…、だからきなこを外側に兎に角まぶして 結果 上の写真のようになった。
 あんこが、芯にしっかり入ってないので自分的には40点。
 しかし、仕事から帰宅したニコルをビックリさせたのはよかった・・・。

 それにしても、国会で『もりかけ問題』で安倍を追及すると、何故か北朝鮮ミサイルが発射される???
 それと、今日 日馬横綱引退の会見を見たが、横綱も親方も立派だったと思う。
 ボクは貴乃花親方のあり方が歪んでいるように思う。

 明日は自分のあんころを食べるぞ!