拈華微笑

我が琴線に触れる森羅万象を写・文で日記す

遥かなるガングロへの道

週に朝2回、ボクはUV(紫外線)治療にいっている。もうかれこれ、2ヶ月とちょっとこの光線をあびていることになる。

 しばらくあっていなかった人に会うと、ボクは自慢げに12日間入院していたことを、話している。子供の心理と一緒で
どうだ、俺は入院していたんだぞウ!となぜか誇示する。すると大概、イヤーッ、そんなふうに見えないねーッ、ずいぶん元気そうだけど・・・。とくる。

 確かに、UV治療でボクは日焼けして、ガングロほどではないが焼けてじつに健康そうに見える。それと、坐骨神経をやった後、少し反省して腕立て伏せ50回とスクワットを150回ほど毎朝していて、最近胸のあたりの筋肉が盛りットついてきて鏡を見ると自分とは思えない日焼けビルダーマンの雰囲気を漂わせているのだ。

 UVも最初は30秒ぐらいだったのが、少しずつ伸びて今は5分ぐらいも浴びているのではないかと思う。・・・ここで思い出したが・・・昨夜、残り物で作ってくれたニコルの料理、何が悪かったのか寝る間際に気分が悪くなって、こりゃ食あたりではないかと思い、買ってから10年は経っている正露丸を3個飲んで寝た。眠れた。しかし今朝起きると何だか胃のあたりが気分が悪い。ニコルは9時にジュネーブで昔習っていた中国人太極拳の先生と約束があり、7時42分の電車で出かけていた。ボクも8時30分にUVの予約が入っていたので出かける支度をしていたが、急に吐き気がして、トイレで吐いた。病院についてUVを受けている最中にも気分が悪くなり、終わってから病院のトイレでもう一度吐いた。・・・そのおかげで午後にはスッキリと元道理に回復。しかし、昨日の陽に当たった為か、或いは今日のUVが間違って長過ぎたのか顔から首すじにかけて、ヒリヒリするのだが・・・。

12時過ぎニコルと落ちあい、メガネ屋へ。ボクのメガネはハッキリ言ってややこしい年代なのだ。
ボクのメガネでは、ごく近くは良く見えない、20メートル以上は細かいものは良く見えない・・・。それでメガネ屋のお兄さんはボクに遠近両用メガネを売りたいようだが。それは別にして、一緒に来ていたニコルが、そのお兄さんに対してオバタリアン化を発揮して金のない我々が損しないように、オタクの店で買うとどんなところが他の店よりいいのかちゃんと説明して下さいナッ!と少しキツイ言い方で云うものだから、ボクなどは緊張してしまった。お兄さんも顔が赤くなって、それに最初に答えるとき、吃った。・・・しかし、だんだん時間が経つにつれマニュアル調を取り戻し体制を整える。