拈華微笑

我が琴線に触れる森羅万象を写・文で日記す

アフリカの女、マデー

  今年、2010年は 国際病気ケガ年であることが、証明された。

 バトミントンの親友ピーターが新妻アフリカンを連れて我が家に遊びに来た、ボクが坐骨神経痛や風邪で寝込んでいた頃、ピーターも薄氷に滑って踵骨折、2回の手術を受け3ヶ月間自宅養生をしていたという。

 今ボクはバカンスなので、久しぶりにピーターとバトミントンを・・・と思って電話するとそのケガのことを聞かされ、驚いたと同時にやはり今年は国際病気ケガ年であった・・・と一人で納得し、微笑すら浮かべていた。

 それにしても、もっと驚いたことは彼が本当にアフリカ人と再婚したことだ、去年の暮れ頃電話で話したとき、そんな事を云っていたけど、ボクはいつものジョークだと思っていたのだ。それが、今日我が家にその妻を連れてきたのだ。

 10年前にピーターが離婚したとき、4人の娘も大きくなって巣立っていく時期であったから、その点では問題なかったようだけれど、それでも当然寂しそうだった。

 市の公園の庭師のピーターは昔からバトミントンをしていて、ボクがバトミントンを始めたとき、ボクなどは手も出ない先輩格で数年後に同じコーチに習うことになったとき、時々お手合わせして頂くぐらいの間柄であったが、イギリス人のピーターは親切に色々英語で教えてくれたのと、ボクがメキメキ腕を上げてだんだん彼のレベルに近づいてきて一緒にプレーをすることが増えたことで親しくなっていった。

 食事に招いてニコルもピーターが気に入って、以来時折一所に食事などをしていた。2,3年前、ボクは写真に専念する為、バトミントンをやめてから、彼ともあまり会う機会がなかった・・・のだ。

 アフリカ人の奥さんの名はマデー。カメルーンの人で前夫との間に6人の子供がいて、夫婦でパリに出てきたとき離婚したので6人の子供は彼女一人で育てたという。その子供たちもそれぞれの道を歩み始めたので、ピーターとの結婚を決意。

 約4時間、昼食とお茶を飲みながら4人でいろいろ話していて、このマデーがアフリカ人の素晴らしいところを持ち合わせたまれに見る人間であることが、だんだん解ってきた。別れた後、ボクとニコルはこの新しい友人の出現に大喜びした。
 明日あさ、ケガ上がりのピーターと、軽く羽を打ち合う約束、その時にアフリカンダンス用のCDを貸してくれる事になっている。それで今度マデーにあったとき一緒にアフリカンダンスを踊るのだ。今から今夜のモントルージャズフェスティバルに行ってきます。