拈華微笑

我が琴線に触れる森羅万象を写・文で日記す

座骨神経痛という名の贈り物

 西瑞のちまたでは、マッシェド・ノエルつまりクリスマスの為の市場というのがあちこちの広場で店を出す季節である。
来週のクリスマスは家族や友人が集まってプレゼントを交換する。ボクらもニコルの両親の家へ24日の夜、ニコルの叔母が主催するパーティへ25日、そしてもう一日、友人宅でのパーティがある。

 どんなささいなプレゼントでもいいので、兎に角、たくさん用意しなければならない。この人にはこれ、とよく考えて選択するものと、成り行きによっては誰にあげても喜ばれるようなモノを少しずつ買って準備しておく。買い物好きのニコルもさすがに準備が大変だと音を上げる。ボクはいつも彼女まかせなので確かに大変と同情をする・・・のみ。

 こっちの人間はやはり慣れているのか、鍛えられているのか、一見どんなにつまらないモノを貰っても、大喜びする事が出来る技を持っている。ボクなんかは、いまだに日本風の、貰い物は客が帰ってからユックリと開けて吟味するという習慣からでれずにいるので、モノをくれるその人の面前で包装紙を開けるのはとても緊張して嫌な瞬間だ。

ボクの場合すぐ正直に顔に感情が出てしまうから大いに困る。どっちにしろ、ボクは大袈裟に喜ばないタイプなのだ。

 そんなクリスマスを無意識ながらに意識した為か、ボクは思わぬプレゼントを前倒しで貰ってしまった。
そのため、各パーティには出席できないかも?