拈華微笑

我が琴線に触れる森羅万象を写・文で日記す

お気の毒な、義父

 昼食に招かれて席に着いた時、ボクの全神経は肩から両腕、背中にかけていかに我が皮膚と着ているモノが接触せずにすむか・・・の一点に集中していた。・・・が、わが義父は何時もならなんの造作もなくボクのギコチなさを見破るであろう所、不幸にも彼自身が今朝から右目に何か入ったのかチクチクして涙が止まらない状態、それでもボクら夫婦の結婚20周年記念のために無理をして来てくれ、レマン地方名物のフィレドペッシュ(スズキのフライ)を美味しく戴いたところで、義父の我慢の限界がきて突然のお開きとなったのである。

 ボクもレストラン内の温度が上がるにつれ皮膚の感受性が増しもう一歩のところでギブアップする寸前であったので、この場はわが義父に救われた思い出であった。ニコルの両親は即救急病院へ・・・。(後で義母からの連絡によると、やはり彼の眼に微小なものが入り眼を痛めていたことが判明し、治療後楽になったとのこと。)

 とにかくこの結婚記念日は忘れがたい思い出となりそうだ。

 その後、ニコルの最近お気に入りの茶店? <バブルティー>へふたりで行く。台湾娘がやっている台湾風喫茶?で我々は彼女のアジア風キャラクター丸出しのところが大いに気に入っている。ニコルなんかは友達を連れて足げく通っているようで、台湾娘コニーちゃんとも仲良しになりつつある。

 オリンピックのカーリングでスイスが銅メダルを取る、スリリングなスウエーデンとの対決をみる。