拈華微笑

我が琴線に触れる森羅万象を写・文で日記す

売り子、そして 秘書に

 昨日 226は 僕等にとって 21回目の 結婚記念日 であった。

 花を買ってプレゼントする という芸当は できないが 楽しい記念日を 朝から心がける。

 まず 先週ニコルの 職場が移転して その経過を逐一 聞かされていた。 結果的に大いに気に入って 夫である

 ボクに 新職場を見せたがっていた ので 朝から 出かけた。

 5階にある 新職場 の 彼女のオフィスは 狭いながらも 個室!! であった。 日本食品店から 買い上げた

 狸のおき物 を 棚の上に 飾ってあるのが ニコルらしさを 醸し出しているし 長方形の部屋の 窓からは

 ジュラ山 が 望める。 これまで 個室ではなかったので 相当うれしいようだ。

 我が妻ニコルが50歳になった 4,5年前

  15年間務めた ジュネーブの 日本食品店 の 看板娘から 一念発起して 半官半民の組織

 <アルコール中毒の予防と治療>を標榜する組織の 秘書に 喰らいついた。 ここまで来るまでの 過程

 (失業時から 今のポジションを 勝ち取るまで)の 山あり海ありの物語を 傍で見ていた ボクは 心から

 感心 感嘆 していた。 彼女が20代の時 秘書の経験が あったとしても 昔とは 何もかも 変わっている

 なかで よく このポジションに くらい 着いたと!  彼女の 新しくなった 事務所をみて 改めて

 その事を 思い 心のなかで 祝った。 

 夜 今年 結婚して 58年目をむかえる ニコルの 両親と Lutry の ホテル で 夕食会 をした。