拈華微笑

我が琴線に触れる森羅万象を写・文で日記す

Airbus A380

 職場が空港の滑走路に接しているものだから、図らずもドデカイ飛行機の観覧席としと特等席となった。

 トラックで配達が終わって11時頃会社に戻ると滑走路沿いの道に人がやたらと多い? ハハーン、昨日のTVニュースでやっていたドデカイ飛行機がくるのだな、とピンときた。

 翼の長さが79,8m 機体の長さ 73m、乗員数555人で今回はテスト飛行だそうだ。ボクはSF映画を見すぎたせいか、この程度の大きさには全然なんとも思わない、が、これを見に来ている人間の多いことには少なからず驚いた。

 野次馬根性はここ西瑞でも顕在のようだ。ここにつとめて8年目になるが飛行場がこんな祭り騒ぎになるのを見たのは初めてのことだ。事務所の中もいつもとちがてなんとなく皆興奮気味。ボクも愛機G10をだしてそのデカイものを撮る。特に興味があるわけではないが、こんだけの人が集まる力に押されて、撮っているようなもの。

 3階の事務所からしたに降りて、人がいっぱい集まっているフエンスのそばで見ていると、昔、ガイドをしていた時ローザンヌの駅でツアー客のスーツケースを貨車に運んでくれたポーターの兄さんが相変わらず野球帽に前歯のすき間にタバコを挟んだまま、ヤーッ!と挨拶してきた。彼はポーターの助っ人で、頼まれた時だけ来ていたが、普段何をして生活しているのか?ヨレヨレのジャンパーも昔のままだったが、その人なっこい笑顔はドデカイAirbusより印象に残り、すかさず2,3枚写真を撮った。