拈華微笑

我が琴線に触れる森羅万象を写・文で日記す

ネガになった日

この月曜、初体験の事があり、それを記録するのをすっかり忘れていた。

例の坐骨神経痛であるが、その後治療も何もしていないが少しずつ良くなってING。ただまだ少し右足中指辺りの感覚が正常
でないけれども、日常生活にはなんの支障もないのでほとんど忘れていたが、手帳を見ると<1月18日 IRMを撮る>とある。神経痛専門の先生に診てもらった時、念のためIRMを撮ったほうがいい、というのでレントゲンを撮った時と同じ病院に行ってきた。

 この IRM 日本語では<核磁気共鳴映像法>というそうだが、早い話が、人間スキャナー。

服をぬぎ、備え付けのこちらの患者服(日本のかっぽう着)に着替、上向きに寝る。その際に耳栓をくれる。準備が整うと半円筒状の機械の中にベルトコンベアー式に移動。すると何だか、聞き慣れた音 <ガーガーガーガー、グリュン・グリュン・グリュン、ゴト・ゴト・ゴト・・・・>こんな感じの雑音が発される。ウム− 、何のことはないこの音はボクのもっているニコンのフイルムスキャナーが作動している時の音ではないか。

 何か自分がネガになったような気がして、おかしくなった。
およそ20分間この雑音を聞かされ終了。著しく機械化が進んでいる今日、こんなロマンのない機械に少なからず失望。少なくとも閉鎖恐怖症対策の為にも最新のオーディオ施設完備した人間スキャナーがあってしかるべき・・・と大いに思った。

 さてさて写楽斎というネガから、人はどんな映像を観るのであろうか。