拈華微笑

我が琴線に触れる森羅万象を写・文で日記す

我が妻ニコル行状記(1)(無限)∞の絡み

 今年で結婚、20年を迎えるという。

 だまされたわけではないと思うが、我が妻ニコルはかなりそそっかしい。初めて会った頃は、彼女の8等身のスタイルに気をとられて、見破ることが出来ずにいたその性格は年と共に露呈してきたのであった。

 小学生のとき、教室で先生に当てられ、<前に出て説明して下さい・・・>と指名されたとき、ニコルは自分の左右の腕を絡ませて遊んでいたのだが、急に先生に当てられ、焦ってしまい絡まった腕が解けなくなり、腕を絡めたまま前に出て行ったという・・・・。

 ボク写楽斎はこのエピソードを結婚してだいぶ後になって聞いた時、可笑しさと同時に愛しさを感じずにいられなかった。
こういったところに、我が妻ニコルという人間の愛すべきそそっかしさ、楽しさの魅力があるのだと思う。

 ボクも人間として欠点だらけだが、ニコルのは欠点も長所ももっとダイナミックだ。子供のように実に天真爛漫・・・この点は結構、珍重、珍重。 

 上記のエピソードに匹敵するボク自身のエピソードは何かないかと考えるが・・・

 小学校一年生の時、前に座っている女の子の気を引こうとして、後ろからクレヨンで彼女の白いシャツに何か描いてしまい、鈴木先生にこっぴどく怒られた。・・・そんなことがあったような気がするが定かではなく、またスケールが小さい。

とにかく、ボクはこの人生において、人情を無視した教条主義的状況が何より嫌いなのだが、我が妻ニコルの天然的コメディアンぶりを披露して人情の機微に触れてもらえたらと思う。(ときどき書くつもり)