拈華微笑

我が琴線に触れる森羅万象を写・文で日記す

ジュン おめでとう!

 友人夫婦の次男、ジュンは昨日、1月11日に二十歳の誕生日を迎えた。奇しくも日本では成人の日!とのこと。

 彼の父親は日本人で母親はイタリア系スイス人であるから、ジュンはハーフということになる。
以前にも書いたがボクはこのハーフという立場の存在に非常に興味を持つ者のひとりである。何故かというと普通の人より余計な運命を背負って生まれてきたような気がする為だ。

 ボク自身も考えてみれば国際結婚者で長いあいだの結婚生活で国際とかなんとかそんなことは全く意識しなくなるものであるが、しかしながらやはり、文化の違うものどうしのカップルであるなあーと、思い知らされることが意外によくある。

 そういうカップルの間に出来た子供達は親たちの戸惑いの一部をどこかで引き継いでいると思う。そこのところが、子供にどのように影響するのか?・・・といあたりが非常に興味がある。

 ジュンの兄は彼より3−4歳上で、とても積極的性格でほぼ完全に西瑞化してなんの迷いもないようだ。その点ジュンは消極的と言えるが、さっき言った親たちの戸惑いを一手に引き受けてしまったために、いまだもがき苦しんでいるのではないだろうか・・・と勝手に思考している。
 
 それでなくても実に大変な世の中、真のよりどころを見つけて悠々と生きてもらいたいが、その<もがき>が大いなる肥やしになっていることを忘れるな。ガンバ!

ちなみに、西瑞には<成人式>なるものはない。これはやはり、あった方がいいと思う。大人と子供の絆がだんだん薄れている今日、先輩の大人が新人の大人を祝ってあげ、新大人もそれをしっかり自覚する機会を持つことは大切だ。

(これを機会に、西瑞でも、成人式をやろう会 などを立ち上げたらどうだろう。)