拈華微笑

我が琴線に触れる森羅万象を写・文で日記す

真冬のヒーロー

 冬の西瑞にいると嫌でも目に入るスポーツ、スキー。

 今朝見るともなくテレビをつけると、スキー世界選手権オーストリアの滑降が行われていた。ちょうど最後の5人の滑降が始まるところで、最後から2人目がスイスのトップスキーヤー、ディディエ・キルシュでエネルギッシュな滑降で昨日の大回転の優勝に引き続き優勝した。36歳という年齢でベテランの意地と技術を見せてくれた。

 彼はスイスが毎年年末に行う国内スポーッ大賞2009年にテニスのフェデラーを抑えて大賞を受賞するほどスイスではポピュラーな人、たぶん今年2010年が選手生活の最後の年になるのではないかと予測されている。だから今度のバンクーバー・オリンピックを控えての優勝は有終の美への序曲として大いに自信となったと思う。この男こそ真冬の西瑞のヒーローといえる。

・・・とここまで考えたら、ふとスキー・ジャンプのハリー・ポッターとあだ名されている、シモン・アマンを思い出した。彼も今シーズンは好調ですでに何回か優勝している。2002年ソルトレークシティー・オリンピックで彗星のごとく現われて優勝した好青年のことを知っている人も多いと思う。

 こう考えると,スイスの人口がほぼ大阪に匹敵する約750万人と小さな国にもかかわらず、チャンピョンが目白押しに頑張っている小国だ。これで益々2月のオリンピックが楽しみである。応援する国が二つ持てるというのも良いものだ。