拈華微笑

我が琴線に触れる森羅万象を写・文で日記す

アトリエ<印刷屋>にて

 わが、ローザンヌ村も捨てたものではない。いつも東京なんかのアート活動をブロクなんかで読んでいて、ああーうらやましいなぁ!!などと嘆息しているボクだが、今夜は我妻ニコルのヒツコイ誘いに,重い腰をあげて毎月一回、アーティストを招いてお話を聞く会・・・が我が家からわずか5分のアトリエ印刷屋(6人の芸術家が共同使用)で行なわれているのに,初参加。25−30人ぐらいの人が来ていた。

 入り口の所にお菓子や飲み物がだされ、作家の講演をきいても無料。ニコルはお礼に、日本から渡来した緑茶を献上していた。

 今日のアーティストはドイツから来た写真家。スピリチュアルなものに惹かれるという30代後半の男性。英語でスライド写真を見ながらのレクチャー。教会の祭壇のシリーズ、教会内部シリーズ、坊さんが祈っているシーンを撮りたかったが,出来ないので、彼らが祈っているときの太陽にからむ雲の写真シリーズ・・・コレを見た時からボクはこの男が好きになった。彼のこのシリーズは全部5枚組でその視点がなんとも面白い。ボクだったら絶対カメラを向けないところに根気よく面白さを見つけだしている気がした。

 普段、恥ずかしがり屋のぼくが3回も、質問した。いい加減な英語で・・・・。彼の名はChristof Klute

 仕事でクタクタだったが、疲れも取れた感じ、楽しかった。