拈華微笑

我が琴線に触れる森羅万象を写・文で日記す

時間の部屋−2

 映画も10−20歳までの10年間で相当見た,と思われる。そして映画は人の<人生圧縮機>と言えるだろう。

 映画一本、一時間半で人ひとりの生涯を描いたものであれば50−60年の歳月が圧縮されている。もちろん,一日を描いたストーリーもあるだろうが、だいたいが最低でも5,6年の歳月が流れているものだ。かりに平均10年としてこの10年間に見た映画の本数?月に3回として3x120x10=3600年の他人の人生をシュミレーションしたことになる???

 そんなこんなで・・・何が言いたいかというと、これで少しは賢くなったか、というと、さっぱりであるが、少しは人情の機微を心得ることが出来た、かもしれない。少なくとも机上にかじりついていたガキどもよりは。

 子供には,実体験をしてもらいたい・・・と思うことだ。。(先日は記憶力のない子供はねむらせろ!と言っていたのに)

 いい体験ばかりでなく,辛い,悲しい体験も重要だ。(映画で十分シュミレーションしておくといいかも)
だいたい,頭のいい子とは・・ボクにとっては・・IQが高いことではなく、人情の機微のわかる子を意味している。それは自分が色々な体験をしないと身につかないものであることは間違いない。

 <Inception> やたら長い映画だったので、もう夜中を過ぎてしまった。 <時間の部屋>に行ってきます。