拈華微笑

我が琴線に触れる森羅万象を写・文で日記す

我らが戦力たち−1

乞食は三日やったらやめられない・・・という言葉があるが、同様に引越し稼業(海外)もやった人でないとその面白さはわからない・・・(儲けのことは自分は知らないし、関係ない)。根っから人間観察好きのボクにすると、これほど様々な観点から人を観察出来る仕事は刑事を除いて、引越し屋ぐらいではないかと思うほどいろいろな人間を観察出来るおもろい仕事。

でもその話は次回にするとして、今日の仕事はベストメンバーでやりたかったが、あいにく来て欲しかった男は故郷のブラジルへ帰っているので、4月にならないと彼は来ない。でかくて、無口で、頼んだことは必ずやってくれるし、状況を読んで頼まなくてもやってくれる男なのだ。ただ、一つ問題があるのだが、・・・まあ、仕方ないかと思っている。

 失業中で、仕事を探しているアマデウは今日は来てくれたが、来週の月曜は見つけた仕事の見習いで来れない。こいつもボクが頼りにしている男だが、仕方がないが、その代わりアフリカ系ポルトガル人ミカエルはアフリカ系というイメージを覆す意外さで、物凄く丁寧な仕事をするし、小柄な体の割に力があり率先して重い物を持とうとするアフリカンスピリットが好きだ。
そして親分肌のアントニオはいつもしっかりボクの右腕となってボクを支えてくれる。このアントニオがこっちが頼んだ頭数の人数を集めてくるのだ。これら野郎ばかりだとちっとも色気がないが、ボクが取り入れた<皿包み嬢>2,3人がこれに花をそえてくれる。もう5,6年一緒にやっている嬢は気心の知れた頼れて、楽しい仲間だ。それに今日から始めたモモコちゃんはなかなかどうして、その機転のきかし方には少しびっくり。その秘めた戦力に怖さを覚えた。