拈華微笑

我が琴線に触れる森羅万象を写・文で日記す

退院した

 本日、退院。 病院に12泊したことになる。 

 何だか変な気持ち、というか、むかし寺に摂心(禅の修行一週間)に行って帰ってきたような感じだ。

 入院と言ってもどこも痛いわけでもなく、痒さもそうひどくなかったし(湿疹の痕は体中にあったが)、他の患者よりはボクは一番気楽な患者だったと思う。辛いのは周りの患者連中が夜うるさいのと、寝る間際に塗る薬が全身べたべたと気持ちが悪くてよく眠れなかったことぐらい。最初の一週間は看護婦さんに、一日3回全身にポマダージュ(塗り薬をぬること)をしてもらい、薬も朝、昼,晩と飲んだ。最後の4日間はそれに紫外線を浴びる治療があって,湿疹の痕がだいぶ取れて薄くなってきた。退院してからもこれは,週に三回続けなければならない。

 とにかく,一時はどうなるかと思っていた状態に対して,西瑞の病院はよくやってくれたと思う。本当に感謝の気持ち。
それと,この社会システム,医者が休暇証明書を書いてくれたら,会社は文句を言えない。堂々と安心して休める事はほんと、精神衛生上にもよい。勿論会社にも電話したけれどシェフをはじめ皆心配してくれ,励ましてくれた。

 しかし、昨年12月から病気ばかりで一体何日会社をやすんだろうか?いくら初めてのこととて,これ以上迷惑をかけることは出来ないと思う。来週の月曜から元気に働くぞ!

 しかし、ちょうどアイスランドの火山噴火の煙のため,ヨーロッパ中の空港が2日前から閉まっているので、我が会社も大した仕事が無いようだが。