拈華微笑

我が琴線に触れる森羅万象を写・文で日記す

病欠最後の日

 素晴らしい天気に恵まれたのに、ボクだけじゃなくて、めずらしくニコルもかるく腰痛。

せっかく借りているレンタカーがあるので、近所の仲良し夫婦クロードとガブリエルを誘っていつもの湖畔の散歩コース。
と言っても,ガブリエルは最近体調がわるくそんなに歩けないので,湖岸のベンチでクロワッサンとコーヒーを味わいながら風光を楽しむ。車でクロードの禅道場の前を通りすぎるとき、学校をサボって遊びにいくような気持ち・・・と半分ジョウーク。彼はベアトリスとこの道場を引っ張っている一人。いつもだったらこの時間は坐禅中なのだ。彼はジュネーブの新聞社に勤めているのだが、しょっちゅうバカンスを取る男で、今日の話も5月のバカンス、イタリア行きの話をした。

 じつは今日はボクにとって2週間の病欠の最後の日。まだ若干あちこち少し痒いけど,あの悪魔のような湿疹は80%がた
消えつつあり仕事には一向に差し支えない状態になっているし、働くのが楽しみだ。

 午後,むかしのガールフレンド、Cが来て昔撮った写真を発表していいかどうか話し合う。いまある病院の責任者になっている立場上むかしの写真の幾つかは発表は無理なようだ。ボクの最高傑作の一つなのだが,諦めるしかない。10年後にもう一度確認することにして別れる。