拈華微笑

我が琴線に触れる森羅万象を写・文で日記す

アマツバメの夏

 きょう、夏が突然来た。まだ精神的によく準備ができてないんだけど!
空を見上げると、アマツバメがスイスイ飛んで、スイス現象の一つ、飛行機雲のチェク模様が青空に浮いている。

 なのにニコルは夏風邪気味、具わいが悪そう。朝から文句をたらたらいうので、協力体制を直ちにひいて、朝から埃をふきとり、掃除機を久しぶりに使う。・・・30分ぐらい働くと少しずつニコルの調子が良くなり、機嫌も良くなり、マノーデパートの最上階7階で太陽のあふれるテラスの日陰部に席をとってモーニングサービスを食べる。 その後さらに先週眼にした新しい喫茶店をヒヤカシにいく。普段あまり行かない界隈なのでとても新鮮なアングルを楽しむ。

 ニコルと別れボクは帰り、ニコルはセールの街に眼をピカピカさせて人ごみにまみれ消えた。

ボクは家で写真の現像。・・・と言ってもPhotoshopでだけど。カラーだから光の有る昼間じゃないと色がよくわからない。ところで、ボクは今だに、デジタルのモノクロを現像したことが無い。デジになってからカラーなのだ。だからデジでモノクロはどんな具合になるのだろうかたのしみのようで、それでもデジはなんとなくカラーが自然な感じもしている。

 昼過ぎニコルから電話があり、姪のマエルと昼を(緑のコーヒー機)の意味のカフェティエー・ヴェフトで一緒にするから来る?・・の電話。キックボードで直ちに参上。薄着のマエルは父親のポルトガルの血を引いているので真っ黒髪を後ろにまとめて長い首でボクを待っていた。目が大きく、長いまつげはキリンを想像させる。マエルの母と父親ははじめから結婚していないので、マエルは母子家庭に育ったが、週に一回は父親のもとですごすことが合法化しているので小さい頃から、父親方の家族、腹違いの妹2人がいて、とてもなかよくしていて、実の姉妹のようだ。いよいよ試験が終わってこの夏休みの計画も色々あるようだ。

 夕方、サンドイッチの夕食を持参して、湖畔へ、途中バスを降りて町内を横切ると、町内会が催す音楽と夕食の夕べを緑溢れる公園でやっているので行ってみると、5フランでサラダと肉料理をふるまってくれるというので、便乗で持参のサンドイッチもそこで、町内の人々に混ざって、カントリーミュージックを聞きながらいただく。

その後少し湖畔を二人で歩く、なんてピースフル・・・な景色。