拈華微笑

我が琴線に触れる森羅万象を写・文で日記す

クタクタのただいま!

 もう年月もわからないくらい,クタクタだ。

 南の島に、真っ青の空にバカンス・・・というよりは、島流し・の感がつよい。一週間のお勤めを無事すませ、遅い飛行機便だったので家にたどり着いたのが月曜朝の1時半だった。

 確かに、海も空も真っ青で美しいし、半裸も全裸もいて眼の保養もできたが、やっぱり自分のタイプのバカンスではない。パソコンでもあれば少しは良かっただろうけど。どこに行くのでも、足が砂だらけ、やたら暑いのに、服やシーツとか布ものはなんか,湿っぽい。朝晩すずしく、昼間はやたら暑い。(適応力のないジジイになった為か?文句が多い)

 特に印象に残ったのは、行きの船の中で見上げた "天の川” 前にも見たことがあるはずであるが,今回はじめて見た気がするほど印象に残った。流れ星も何十年かぶりでおがんだ。それと,空気がきれいなせいか,何を食べてもうまく、いつも空腹だったような気がする。2回招かれて食べた食事は実にうまかったのと、義父と釣りに行ってとれた3匹の魚はほんとうにうまかった。楽しいことも結局多々あった、が、写真家が好きな写真テーマのない場所にとどまっていなければならないことほどつまんないことはないのだ。

 イビッザというしまからふねで30−40分の島、フォルメンテラ島。金持ち等が来るリゾート地として有名らしい。僕等が泳いでいるそばに豪華船といえるボートが3,4隻いつも錨をおろして釣りをしたり、泳いだりしていた。貧乏人のボクも縁があって5年ぶりに来たが,もしこのつぎがあれば長くて5日間、それ以上はごめん被りたい。しばらくは行きたくない。・・・そういう意味ではボクは<オタク>になっているのだろうか。自分の家を中心にあちこち行ったり、夜はネットを見たり、書いたりしている方が楽しいし、体も楽だし映画もあるだよ。

 ボクがクタクタに疲れているもう一つの理由は、帰ってきた早々、今まで道場と呼んでいた部屋、空っぽの部屋がボクだけの部屋にすることになり、つまりボクのアトリエというか仕事場・・・あるいは書斎・・・にするための部屋の移動をやったからだ。思い机の移動から始まり、インターネツトのシステムも無線にしてもらったりと変化千万。ニコルもこれまでサロン兼二人の部屋だったのをニコルの部屋にした。疲れながらも,自分の部屋を持ててすこしうれしい変化。