拈華微笑

我が琴線に触れる森羅万象を写・文で日記す

アイルランドの風

 2月11日(金)の夜 僕達の大好きな村 Lutry の写真ギャラリー Black&white で 店主ジョンの写真展

 オープニングへ行ってきた。 ジョンとクローディアの夫婦で経営している 小さなギャラリーと写真屋。

 ジョンは一見ぶっきらぼう しかし凄い照れ屋で意外に繊細な性格の40半ばの男 クローディアはケベック人

 でガリガリの痩せで バカが付くほどの テニス選手 フェデラーの 大フアン 店のショウウィンドウに フェデラー

 の活躍している新聞記事を 絶えず貼りつけている。

 十畳ほどのギャラリーは 確かに小さいし 隅にジョンの PC作業場があって 人が10人も入れば 混んでいる気

 にさせる 茶室的 親和感 を醸しだす。 ぼくも2009年の暮れに 2ヶ月写真展をした。

 ローザンヌ以外の街からは 遠く あまり人が来ない のが欠点 であるが ・・・。

 今回は ジョンの 永遠のテーマの 一つ “ アイルランド “ 風景 の白黒写真 1997年に彼は 大枚をはたいて

 立派な写真集を 自費出版したが、 その線を キープした 新作のようだ。 でも今回の写真は 数段よかった。

 茫洋と見せている彼の風貌  その内面には こんな激しく 荒々しいまでの風の景色が 写っていた。

 僕等が入ったとき、ふたりのジャズメン 電子ピアノとサックス が 写真にふさわしい 音を奏でていた。

 ちょっと よすぎて 写真をゆっくり味わうには 邪魔な気もした。