拈華微笑

我が琴線に触れる森羅万象を写・文で日記す

 SionのAI!

 昨日、3/29日 先日まとめたスイス闘牛の作品を発表する場(ギャラリー)を求めて、闘牛の地元であるバレー州の
 州都Sion(シオン)を訪れた。
 ローザンヌから電車でちょうど一時間、ぎりぎりフランス語圏内で隣り町シエールから仏語と独語の言語境界となる。

 バレー州は観光で有名なマッターホルンのあるツェルマットへガイドとして昔最もよく行った為か、ドイツ語圏の
 イメージが強いが、よく調べてみると地域的にはドイツ語、フランス語圏が半分半分のようである。

 州都のシオンは久々で人口3万3千人と、ローザンヌ(人口約14万人)に比べてだいぶ小さな街。
 南北をアルプス山脈に囲まれる谷間の街で、街の中心にある丘には廃墟トゥールビヨン城跡と12世紀のヴァレール教会があって
 最初にこの風景を見たときには中世のおとぎ話に出てくるイメージそのままの街という印象であった。

 フランス語も今ほど出来なかった昔は、この街はドイツ語圏であると思ってさほど興味がなく、ツェルマットに行く
 通過地点に過ぎなかったが、その後、闘牛がこのシオン周辺の田舎の何箇所かで行われていたので何度か足を運ぶ
 ようになっていたが、日常会話だと自信がついているごく最近は、ボクのテリトリー意識が若干この街に芽生えよう
 としている今日此の頃。
 数少ないギャラリーの中でもちょっと気に入った感じのギャラリーがあったので中に入ると、年配の女性オーナーがいて
 写真展の可能性を聞いて見たところ、写真には興味がない・・・とのこと、近くにシオン市がやっているギャラリーがあるので
 そこに聞いてみなさい、とアドバイスを受け行ってみると、10日単位でスペースを貸してくれるとのこと、ただし、今年は 
 空いて無いので来年なら可能である…とのことであった。
 
 旧市街からシオン駅に向かおうと歩いていると、ピカピカの小型バスが近づいて来て、よく見ると運転手がいない
 無人自動運転バスで中に高校生ぐらいの女の子が眠たそうに眼を閉じて坐っていた…
 一瞬眼を疑う…ほどボクは驚いて追っかけて撮ったのがこの写真!
 

    田舎のSion…とは対照的なAIバスの風景