拈華微笑

我が琴線に触れる森羅万象を写・文で日記す

他撮のライセンス

 いつもの日曜日の散歩が終わり、レンタカーを借りていたので少し遠出して郊外の友人宅へお邪魔。

 友人宅には横の長さ120cmはあると思われるテレビが設置されていた。古いのがイカレて、10万円と安売りしていたのでこのパナソニック製のテレビを買ったとのこと。それにしてもこんな大きいテレビ見たことがないような気がする。
しかも、値段が10万円とは随分安すぎ? DVDの映りがよく、まさにホームムービー。

 話が変わり、普段ボクが疑問に思っている肖像権についての話をする。この友人と言うのは陶芸家で彼の奥さんスイス人と我が妻ニコルが親友で、我々は4人でよく花札をする間柄。ボクなんかは花札をこの夫婦に習ったようなもので、最初はよくカモにされていたが、最近はボクが毎回のように勝つためか花札の回数が減ってきているような気がする。

 それで肖像権の問題だが、我々スナップ派の写真家には実に困った切実な問題である。コンテストなんかでも最近は参加条件として<肖像権侵害の無いもの>となっている。そうなると街角で撮った写真何かはいちいち許可を取らないと撮れないと言うことになる。・・・

 実際、最近の作品は演出したようなのが多いが、そんな所にも理由があるように思うが、それにしても街中で生き生きとした人々の表情を撮れないというのは、憂慮すべき事態である。

 例えば、アメリカの銃所持のライセンスみたいな、写真家にもこの写真家は写真でもって他の人に迷惑を掛けません・・みたいな良識を持つ写真家として試験パスを条件にして、その後、スナップショット・ライセンス保持者は自由に何処でも、何時でも、何でも撮影して構いません・・・みたいな事にならないだろうか?