拈華微笑

我が琴線に触れる森羅万象を写・文で日記す

観音の味覚

 <観音の視線>というタイトルの特別展を見にジュネーブの民族博物館へニコルとでかける。

 ニコルとジュネーブへ行くのは久しぶり、ニコルの狙いはわかっている、茶(テー)という名の中国人がやっているとても小さな食堂へ彼女はまず行きたいのだ。小さいと言っても15人ぐらいは入れる。しかし調理場はビックリするほど小さく、畳半畳?ぐらいのところで調理している。(信じられない)いわゆる中華料理とは少し違い、蒸し料理がほとんど。ふだん食べない様なものを食べさせてくれるので、昼はいつも満席になるらしい。

 その茶店から徒歩とバスで40分ぐらいの郊外に目的の民族博物館があって、入り口で切符を買い、いざ観音と思ったら受付嬢が観音の展示はもう一つ市内にある民族博物館の方で展示しています・・・という。えーっ?!とがっくりときた。博物館の住所をききバスを乗り継いで市内に向かうと、だんだんさっき食事をした茶店に近づいた。なんのことはない、市内の民族博物館は茶店のすぐそばにあった! ニコルが<あなたは迷ガイドね>と皮肉をいう。

 受付に知った顔の兄さんがいてただで入れてくれた。目玉の観音像は木で出来た坐像で高さが1,9mあり堂々たるもので13−14世紀の素晴らしい観音様であったが、照明がよくなかったのが残念であった。

 朝、姉からスカイプがあり娘の結婚式がとても盛大かつ心のこもったいい結婚式であった旨連絡があった。