拈華微笑

我が琴線に触れる森羅万象を写・文で日記す

春眠暁を覚えず・・・西瑞にて

仕事の往復に45分ほどの電車通勤をしている。 この時間はボクの貴重な読書時間で大抵本に眼を落としている。でもこの頃、朝も7時半頃には薄明かりがあり、モンブラン方面の山々が遠くにそのシルエットを見渡せ、手前のレマン湖も空の薄明かりを静かに映している。初めてこの風景を見る人は眼を奪われるのだろうな。

 帰りの電車も17時半を過ぎてもめっきり明るく、モンブランはまさに真っ白な姿を青空に際立たせている。本を読んでいるのが勿体ない、ほんの少しだけれど春を思わせる景色に眼をやって安心すると、いつの間にか睡魔に誘われていた。
そんなつもりはないのだけれど、電車のこの微妙な揺れと、やはり一日の労働の疲れか、或いは春眠暁を覚えずか、本を見てても眠くなる。

久しぶりアマデウと仕事をする。南米の彼女は情が深すぎる・・・と別れる覚悟をしていたと思っていたら、ポルトガル男も情に溺れたか、一時間に2本の女のメッセージにニヤッいている。彼女から新車を買ってやると迫られているそうである。

 昨日、職場で何かあったのか、少ししょげていたニコルが今日は天気とおなじく快晴であった。。。