拈華微笑

我が琴線に触れる森羅万象を写・文で日記す

ポリマンガの世界

 Porymannga-2010 Lausanne、 第6回ポリマンガを見てきた。

 我がアパートから徒歩10分のパレ・ド・ボーリュウという会館で 金,土,日と3日間をこなわれている。この期間中、変な格好の若者たちが街を闊歩しているのを見かけ,ああポリマンガか,と思い,一度出かけて写真を撮りたいと思っていたので今日その念願がかなった。

 ボクも日本にいたとき、マンガが身近にあった。電車の中や,喫茶店を利用したときよくマンガを見ていたものだ。23年ぐらい前はじめてヨーロッパに来たときは,ボクの大好きなドラゴンボールが大ヒット中でスイスに滞在していたときにも,こっちでドラゴンボールを仏訳で出したら売れるだろうなあ・・・と夢想したことがあったが、果たして現実となった。その間いろいろな人の奮闘努力があってここまでになったのだろうなあ、とまずこのポリマンガなる企画を見て感じた。
 ボクはここ20年ぐらいマンガを見ていないので,それを論じる資格はないが、ここに来ている若者たちはマンガを通して日本を身近に感じている事は間違いないようだ。34歳の友達ニコラもマンガ世代で日本に親しみを抱いた一人だ。

 会場は3階で、一階がマンガ本をはじめ,刀とか着物とか様々なグッズの売店,2階はマンガ家によるスタンドがあってカードの販売と即興似顔絵、化粧コーナーではマンガチックな化粧をしてくれる。その奥にステージがあってそれぞれのグループによるパフォーマンスがおこなわれていたが、満席でボクは中には入れなかった。残念。3階はセルフサービスの食堂となっていた。

 ボクはスイスで様々なお祭りをテーマの一つとして,撮っているので,このポリマンガもその線で撮ろうと考えていたが,何点か撮っているうちに,どうも面白くないのでやめてしまった。自分には合わないテーマのようだ。

ただ,社会現象の一つとして,日本を中心としたマンガのグローバル化の進行の中で、10代,20代の若者たちはヨーロッパにある幾つかの壁を破壊しようと(或いは、逃避しようと)していることを感じさせた。