拈華微笑

我が琴線に触れる森羅万象を写・文で日記す

カミの残酷な仕打ち

 昨日は引越し作業が夜の22時に終り,家に帰ったのが23時30で、バタンキュー・・・と行きたかったのだが久しぶりに夜の高速を運転した為か神経が昂ぶってスッキリ眠れなかった。

 その引越というのがいつものジュネーブではなく、ヌシャテルというジュネーブから車で1時間40分の街での作業であった。我々作業員総勢11名で頑張ったが,海外送り分と市内の引越し分と両方の作業があったのと、トラックを出口の直ぐ側につけることが出来ない上に,登り坂を運ばなければならない条件などで思った以上に時間がかかったのだ。

 お客さんはとても親切な人達で、昼にサンドイッチをごちそうしてくれた。けれど,哀れ我友アントニオは痛風のため
何も食べられないと、何も入ってないパンと水だけをいただいていた。これまで何でも盛りもり・ガブガブ食べかつ飲んでいたのに,それが出来なくなって、これは案外残酷なカミの仕打ちのような思いが,彼のパンをかじりついている姿をみてシミジミしたものだ。。

 この最後の<残酷な仕打ち>で気がついたが、この引越主のお客もこの<仕打ち>を受けた人達なのだ。去年の9月にここに越してきたばかりなのに,上に住んでいる住人のだす夜中の絶叫、騒音の為に,彼らは越さなくてはならなくなったのだから・・・。

 考えればボクだって去年の暮から,坐骨神経痛にはじまり、強烈な風邪・入院するほどの皮膚病・・・などなど,カミの残酷な仕打ちを受け続けてこんにちに至る・・・わけだが。

 今日は曇って,風の冷たい一日であった。しかし、ボクの気持ちは今日から始まった10日間のバカンスでウキウキ。