拈華微笑

我が琴線に触れる森羅万象を写・文で日記す

幼いのは・・ボク?

初夏びより。それで以前より懸案であった,ベランダの,鉄柵に沿って括り付けてある古く灰色になった藁の柵を新しいものに取り替える。
 ニコルがイニシアティブをとって作業をする。少し男性的な作業と言うと何故かやりたがる。例えば買った家具を組み立てるとか。ドライバーとか道具を使いたいらしい。でも本人は不器用で途中でギブアップすることも多いのだが。

 彼女のお父さんは若い頃からかっこいい人で,彼女曰く,昔から憧れていた・・・,小さい頃は父親がすることを真似て,男がやるようなことをやりたかった・・・そういうのが今になっても尾を引いているようだ。

 昨夜の金曜日、ある村のホールでお父さんがオーガナイズしたコンサートがあって知り合いがたくさん来てくれた様だ。そこでニコルを小さい頃から知っている両親の友人等が,ニコルがじつに父親に似ている云々・・と言われたことがうれしかったらしい。(単純な性格でわかりやすい。)

 ボクは昨日は,仕事で山にある日本人高校の卒業生の荷物を引取り作業に行ってくたびれていたので、コンサートへは行けなかった。 その代わり久しぶりに日本人の高校生を間近に観察することが出来た。

 高校生でも1年生なのか、とにかく何が可笑しいのか,はしゃぎまくっている様の女の子を見てまだまだ子供なんだ・・・と納得。同時にこういう子供たちと何時も接している教師たちはエライ・・と思った。ボクなんか耐えられるかどうか。こういう年代の子らは,だいたい何でも極端になる傾向があるように思う。えらく感心したり,憎んだり,喜んだり,悲しんだり・・・と。ボクなんかは、そういう少年期の心理なんてものを無視して,直,人間性の問題に斬り込んでしまう傾向にあるので、つまり子供である・・・という時期の事を無視してしまう人間なので、自分が大人になれないのだとも思うわけだ。