拈華微笑

我が琴線に触れる森羅万象を写・文で日記す

<逃した猫>の巻

 1−0でカメルーンに勝った!!!、日本が勝とは思っていたけど、本当に勝つとは、立派。

 この試合を世界中の日本人がいろいろなシチュエーションで見たか或いはボクのように会社にありながら、ラジオを聞いて点が入ったのを聞いて、最終的にそれを守りきって勝ったのを帰りのバスの中で聞いた・・・という者も入れば、そりゃ、様々であろう。

 家でTVニュースでそのシーンを見たが、きれいなゴールに満足した。
 それにしても、この応援のラッパの音には閉口する。マスコミ関係者も必ずその点に不平を漏らしている。

 小話(この土曜日のニコルとの散歩での出来事。)
我々夫婦には大きく3つの散歩コースがあり、蓮池コース、ポプラコース、Lutryコースとだんだん家から離れ距離がながくなる。
この日は朝早く起きて、蓮池コースをゆっくり歩くことにした。ボクは散歩の時にもいつもカメラを持っていくことにしている。我々のアパートの裏方面はゆるやかに高台になっているので、さむいと思って着込んでいたのを、坂を登るにつれ一枚ずつ脱ぐ。池についたら鮮やかな蓮の花が水に浮いていた。金魚の赤も池に見える。なのにニコルは前回来たとき見事に切られていた大木の、取り去らてた跡ばかりに目をやって、嘆いている。

 ひと通り池を楽しんで、その横にあるカフェへ・・・ニコルの散歩コースにカフェは不可欠。

 かふぇ&クロワッサンを楽しみまた今度はブラブラと下り道、ある程度下って住宅街に入ると庭の花やらを鑑賞しながら散歩するが、足の長いニコルがいつも5歩ぐらい前にいて、あっ猫!と小さく叫んだ。すかさずその方に目をやると確かにきれいな花壇の中にそれとセットのようにリボンをしたかわいい猫が見えた。カバンに引っかかってすっと出せないカメラがじれったい、それでも準備して近づこうとすると、何故だか、ニコルが猫にむかって威嚇するように<シィーッ!>とやるものだから、猫は逃げてしまった。ああ・・・!

人が撮ろうとしているのに、なんでそんなことをするんだっ!と怒ると、だって猫が私に<シィーッ!!>と歯を見せて威嚇したのよ、だから同じようにしてやったのよ!・・・だって。 写真家の妻という自覚がないのかッ!と心で叫んでいた。