拈華微笑

我が琴線に触れる森羅万象を写・文で日記す

掃いたら散らせ

 引越し屋という仕事の醍醐味はそれぞれの人生を丸ごと垣間見ることができるこどだろう。

今日は日本から越してきた日本人の旦那、スイス人の奥さんらは退職後の悠々自適をレマン湖をマンション6階のテラスから一望に見渡し暮らすつもりで来たようだ。もともと仕事柄ヨーロッパは何度も来ているし、スイスドイツ語圏には昔数年住んでいたという。

 立体、平面の美術品があるべきところに在る・・・といった感じで配置されていて、まるで小美術館なみ。

 昨日の話ではないが、掃いて、掃いて・・・と言っても、ちょっと掃き過ぎの感あり。

 利休だって、弟子がきれいに掃き清めたのを見て、木を揺すって葉を散らした、というではないか。

 どんなにいいものか知らないけど、物品に気を使って暮らすもの不風流。

 それにしても味のある作品・・・どもだった。 こんなのが周りにあったら楽しいかも・・・