拈華微笑

我が琴線に触れる森羅万象を写・文で日記す

般若考・< 観・世音>

 <雲をつかむような・・・>という表現があるけど・・・

 禅仏教では、<空>を問題にして、雲よりも掴み所が無いところが面白い。それでもって、<花は紅、柳は緑>だと。

 先日の<大円鏡智>の鏡であるが、この鏡を見るには観世音状でなければ、見えない・・・とおもう。

 はや、9月になって秋の風がふきはじめ、帰りの電車から遠くにモンブランが真っ白く青空にたつ。くたびれすぎて<シャイニング>を読むのも億劫、夜はテレビドラマ<彼女たちの時代>をみる。椎名桔平演ずるサラリーマン姿がすざましい。地下室の狭い部屋にとじこめて午後5時までただ座らせる・・・その毎日。こんなことって、日本ならあり得るか?!