拈華微笑

我が琴線に触れる森羅万象を写・文で日記す

衆生無辺誓願度

 今年も残すところあと一日と数時間。今年の反省が無ければ、来年への伸展も望めない。

 ボクにとってのこの2010年という年は、<病気年>であり、気持ちも内に向かっていた年であったと思う。

何れにしても、自己中心的人生を送っているボクであるが、それでも希望は1ミリでもいいから、<衆生無辺誓願度>の実現に向けて前進したいものだ。

 禅寺で学んだ数少ないお経の中の最もシンプルで根本的な<しぐせいがん>四弘誓願というのがある。

 衆生無辺誓願度・煩悩無数誓願断・法門無量誓願学・仏道無上誓願成・・・というのだけれど、このお経は寺で修行中、何度も何度も何度も読んだので頭と口にはすっかり馴染んでしまっていたが、人生の中で実現することは容易ではない。

 来年は初心に帰ってこの<四弘誓願>を心身に叩き込むような行き方をしたい。

 日本から年賀状が届いた。マスターと奥さんの春代さんから。
 いつもは、マスターだけがだいたい社会の成り行きのボヤキ的文章で終始しているが、今年は春代さんも追伸で、口の中が乾燥する病気で悩んでいる・・・と云う率直な処を書いてきてくれた。春代さんが何か書いてくれたことは初めてであった。彼女の苦しみが少しでも取れますように!