拈華微笑

我が琴線に触れる森羅万象を写・文で日記す

シルビーを招いて

昨夜はニコルの茶店”ヒマワリ”常連の友人シルビーを初めて我が家の夕食に招いた。
彼女は小学校の先生で50歳をすぎた独身女性、いつも明るくとても感じのいい人なのでいつかゆっくりお話をしたいと我々は思っていたのだ。

 去年彼女はスイス教職員の特権の一つ、半年間休職して好きなことを出来る・・・というシステムを利用してドイツの首都ベルリンに語学学校へ通いつつベルリンという街に滞在かつ見聞したので、そのお話などをボクは聞きたかったし、スイスの小学校の様子などにも興味があったので、いろいろ聞かせてもらった。

 スイスのクラスには移民の外国人の子どもが多いときいていたが、彼女が働いている学校はローザンヌの郊外にあるので、ほとんどが地元スイス人で彼女のクラス25名中、日本人とスイス人の両親を持つ子どどが一人だけいるということであった。彼女の専門は音楽で、一応の指導プログラムはあるが、それは大まかなもので何をどう教えるかは、各教師の采配にまかされているそうだ。
 ただ、国からの指導があり、本年度より数学、英語の強化プログラムを実施しなければならないらしく、それについて彼女の意見は他の教科、例えば音楽などの時間数が減ることを案じていた。

 彼女がベルリンから帰って2つ驚いたことがあって、一つは物価の高いこと、もう一つはスイスには禁止事項の規則がいろいろ多いこと・・・だそうだ。 例えばベルリンでは自転車をそのへんの木にチェーンを絡ませて鍵を掛けることができるが、スイスでは禁止されている、とそんなようなことを多く感じたという。

 兎に角ベルリンは地理的に平らなのでどこでも自転車でいけるとのこと。写真ギャラリーも結構あって彼女はいろいろな写真を観てきたようだ。