拈華微笑

我が琴線に触れる森羅万象を写・文で日記す

真冬は冬の間で魔冬なりき

 今年は病気返上年を決意して始めた。その最初の一ヶ月が過ぎようとしている。

 一月上旬、風邪のながの咳攻めを何とかシノギ、しめた・・・と思っていたら最後の週に「腰」にきた。

それまでずーっと暇だった仕事が、この週に限って毎日荷の配達やらなんやら予定が入っている。よりによって腰痛とは!! しかしこの兎年はなんとしても病欠はしないと決心し、薬を飲んだり、ニコルに腰部に灸の爆撃攻撃。
 その甲斐があってか木曜の午後には腰も快調、回復したかと思い夜Macの前でインターネットを見ていたら、針で腰髄を刺すような激痛が襲ってきて、思わず床に崩れ落ちる。(その時の無念さと絶望感・・・)

隣の部屋にいたニコルが我が姿を見て、(顔の血の気が引くほど驚いた・・だろうと思う。何かに付け、他人の5倍は驚くので)。 「あなた、足マッサージの先生が行っているように膀胱が悪いんじゃないの・・・」という。最近我々の周りで癌で倒れる人が増えているから、何か深刻な病気に想像が直結するのも無理はない。

 とにかく明日は頼りになる相棒もいなく、一人で配達がある。蒲団に入って明日をまとう。ニコルがすすめる痛み止めを飲んで就寝。

 夜中に汗をかいたのが良かったのか、朝起きると嘘のように腰がなんともない。

 20キロはある本の入った箱が5,6箱あったが事無く終えた。

 体に弱みのある老若男女にとって、冬という季節は油断のならぬ “魔” の “間” の真冬なのである。